何物にも代え難いこの充足感
カシミアジャケットの幸福な着心地を今、改めて見直す

官能的なまでに柔らかな素材と、体に吸い付く仕立ての融合。ジャケットだからこそ味わえるカシミアの贅沢さは、えもいわれぬ充足感で着る者を満たしてくれる。今、その”幸福な着心地”を改めてお伝えしたい。
LORO PIANA / ロロ・ピアーナ

カシミアニットやマフラーは、もはや語るまでもない秋冬の定番。しかしジャケットとなると、そういえば未体験だった、という方もまだまだいるのではないだろうか。その贅沢さは、ニットとは違った意味でまた感動的だ。
我々が普段愛好する、体にぴったりと沿った仕立てのジャケット。その心地よいフィット感を、極上タッチのカシミアが倍加してくれるからだ。
優れた仕立てのジャケットをしばしば”体に吸い付く”と表現するが、カシミアのそれは、”吸い付き、とろける”とでもいうべき魅惑的な着心地なのである。
ちなみに、カシミアジャケットの魅力をより楽しむなら背抜きや裏なしなどライニングを省いたものがおすすめ。軽さと柔らかさをダイレクトに感じられるからだ。
上等なカシミアジャケットをまとう心地よさと風雅は秋冬ならではのもの。その楽しみを堪能しつつ新たな季節の訪れに思いを馳せれば、満ち足りた暮らしの幸福をしみじみと感じるはずだ。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)