アクティブな休日スタイルに欠かせないスニーカーだが、パンツとのバランス次第ではややダサく見えてしまうことも。ドレッシーなパンツにはヌケ感を、逆にラフなパンツにはリッチさをプラスする。そんなヌキサシの計算が、大人のスニーカー選びには大切だ。


色ムラ加工のプレシャスなレザーで格上げを
SANTONI/サントーニのレザースニーカー
艶やかなグレーのグラデでノーブルに
デニム+スニーカーの定番合わせをより大人っぽく仕上げたいのなら、あえてリッチなレザーアッパーのスニーカーを選ぶといい。こちらはサントーニが得意とするアンティーク調の色ムラ加工を施した艶やかなソフトレザーを使用し、ラグジュアリーな風格とほんのりセクシーなニュアンスを加味。グレーと白ソールのコンビもエレガントで、色落ちデニムのラフさを中和できる。7万4000円(リエート)

革靴ライクな混合型で足並み揃えて
BROOKS BROTHERS/ブルックス ブラザーズのスエードスニーカー
パンツのスポーティさもしっかり受け止める
シャカシャカしたナイロン素材ながらデザイン自体はクラシックという”クラシャカ”パンツには、靴も スニーカーと革靴との混合型を合わせるといい。こちらはアメトラ風味のスエードローファーに、スニーカーのラバーソールを合わせてコンフォートに仕上げた一足。気軽に履けるスリッポンというところも、シャカパンの軽快感やスポーティさと響き合う。2万4000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

生マジメにならぬようヌケのある白を
CONVERSE/コンバースのオールスター ハイカット
これぞ上級者ならではのハズし技
1917年にバスケットボール専用靴として誕生し、その時代ごとのファッションアイコンに愛されてきた不朽の名作。キャンバスアッパーのローテク顔は幅広いスタイルに馴染むが、デニムとの合わせはド定番なだけに学生っぽく見えてしまうことも。その点グレスラのようなドレスパンツと合わせると足元の程よいヌケとなり、装い全体も軽快に仕上がる。5800円(コンバースインフォメーションセンター)
[MEN’S EX 2018年4月号の記事を再構成]
撮影/平井敬治、岡田ナツ子、武蔵俊介 文/吉田 巌(十万馬力)、安岡将文、桐田政隆 スタイリング/武内雅英(CODE)
※表示価格は税抜き