
進化を続ける4WD技術。その最新世代の性能、安全性は?
2019年1月末日、長野県のタングラム斑尾スキーリゾートで、フォルクスワーゲン(以下VW)の4輪駆動モデル「4MOTION(4モーション)」のオールラインナップ雪上試乗会が開催された。

近年はオフロードや雪上を走るだけでなく、急な大雨などの自然の猛威に備える意味においても4輪駆動モデルへの注目が高まっている。

VWが初めて4輪駆動を採用した乗用車は、1984年のパサートヴァリアントだ。ビスカスカップリング方式にはじまった4WDシステムは、トルセンデフ方式へと進化。のちハルデックスカップリング方式となり、2000年に日本でも発売された「ボーラV6」に初めて搭載され、4輪駆動モデルは「4MOTION」という名称になった。以降、同方式はゴルフR32や先代のティグアンなどにも採用されることになる。
そして、現行の5世代目へと進化したハルデックスカップリング方式を採用する4MOTIONラインアップは、「アルテオン」、「パサートオールトラック」、「ティグアン」、「ゴルフオールトラック」、「ゴルフR」、「ゴルフRヴァリアント」の計6モデルとなっている。