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ヴァシュロン・コンスタンタン
フィフティーシックス・オートマティック

ミッドセンチュリーに範を採る新コレクション

ボックス型に設えたサファイアクリスタルや中央にレイルウェイを置くダイヤルなど、どこかレトロな外観は、コレクション名にあるように1956年製モデルをモチーフとする。オリジナルはヴァシュロン・コンスタンタン初の自動巻きの１つで、それに倣い新開発の自動巻きムーブメントを搭載。そのキャリバー1326は、手仕上げと機械仕上げとを組み合せることで美観と高いコストパフォーマンスとのバランスが図られている。

しかも既存の現行クラシック・ラインにはないステンレススティール仕様で予価133万円（18KPG製モデルは予価221万円）。ジュネーブを代表する老舗名門メゾンの逸品を身近にする。バトン型の針に塗布した夜光塗料や4本のラグの付け根の段差でマルタ十字を象るデザインなどもオリジナルからの引用。インデックス／針はゴールド製というのも、漂う高級感の秘密といえる。ドレッシィさとカジュアル感を併せ持ち、オールマイティに使いこなせそうだ。

さらにディテールをチェック！（写真6枚）

撮影／岸田克法　文／高木教雄
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