スーツ&ジャケットの“今”

着方も選び方も「新時代のセオリー」に変わってきた!
今、スーツ&ジャケットは必要か? そう訊かれて“NO”と答える人は、旧いセオリーに縛られているゆえ。新時代の生活と照らし合わせて着方、選び方を考えてみれば、スーツ&ジャケットの新しい価値が見えてくるのだ。

「ジャケット」を装いの柱にする
今日的ライフスタイルを語るうえで、「多様化」はもはやお決まりの言葉となっている。しかし、「なんでもあり」な世の中だからこそ、ブレない芯が必要ではないだろうか。
そして装い多様化時代において、我々が大黒柱としたいのがジャケットなのである。その理由は、世相の変化と仕立ての進化。ひと昔前までジャケット=インフォーマルといわれてきたが、ビジネススタイルの略装化が進む今、もはやタイドアップしたジャケット姿は「フォーマル」と呼べるほどになってきた。
一方、軽量仕立ての進化が究極といえるレベルにまで達し、もはや休日ジャケットは少しも窮屈でない時代に。つまりジャケットは、現代生活のあらゆる場面にフィットする万能着。そして、着るだけで「紳士」を体現できる最高に便利な服でもある。そう、これを活用しない手はないのだ!