どれだけ知ってる?「ニューバランス」の不思議

世界的なデザイナーに芸術家、そして元米国大統領……。いい”モノ”を知っている人にこそ愛されているブランド、それが「ニューバランス」である。着こなしのポイントとしてはもちろん、ランニングのおともとしても多くの人々を魅了するニューバランスの靴。M.E.世代にこそ知って欲しい、その魅力の秘密を探っていく。

ニューバランスは一体何が凄いのか?
英国文化色濃いアメリカ東海岸のボストンにて、ニューバランスは1906年に誕生した。当初の製品は、扁平足等の足に不自由を抱える人に向けた、アーチサポートインソールや矯正靴。社名にはその製品を履いた人に”新しいバランス”をもたらすという意味が込められた。余談だが創業者のウィリアム・J.ライリー氏は、庭にいるニワトリの足を見てその完璧なバランスに驚き、3点支持の設計に活かしたという。

Made in USAとMade in UK、その違いは?
NBファンの間で聖地といわれる生産地がある。米国、そして英国だ。じつはこの両国の違いは素材選びにあるという。米国は専用ラボを設けて、日夜最先端の技術を研究するなど、同社の進化の中核を担っていることからわかるように、素材も”スポーツ”を感じさせるものが多い。対して英国は、通常スポーツシューズには使われないような、上質なレザーなどを採用しているモデルも多いのが特徴。そんな違いまで味わうのも、NBならではの楽しみ方なのだ。