クールビズ診断

貴方の会社で許されるのはどこまで?
クールビズ文化はすっかり浸透したが、いまだに盛夏の服装に迷う声は多い。服装規定が格段に緩くなるこの時期、基準となるのは会社ごとのルールとTPO、そしてその中でどう装いたいかという貴方の志向だ。
そこで、貴方のクールビズタイプを診断するチャートを作成。各タイプごとに、取り入れるべきアイテムと最適な装い方を紹介する。
“動く”ビジネスマンの理想をイージーセットアップが叶える!
外回りや出張など、社内外で動き回る機会の多いビジネスマンにとって、快適さ&きちんと感の両立は最大の課題。その最新回答として今、大ヒット中なのが、極軽仕立てで機能的、上下単品使いもできるイージーセットアップだ。形はスーツでも、着心地は別物。その違いを解説!

フツウの夏スーツと何が違う?
- 革命的に軽い!
- 機能性全部盛り
- 着回し超万能
従来のアンコンジャケットよりもさらに軽量化し、シャツのような着心地を実現。写真のジャケットとの比較では一般的なジャケットより約3倍も軽いという結果に。仕立て技術の進化により、超軽量でもしっかりスーツ然と見える。
近年いっそうの進化を見せる高機能素材を採用しているのもイージーセットアップの特徴。防シワ、伸縮、吸水速乾などに加え、昨今は洗えるスーツも珍しくない。汗まみれになる盛夏も安心なのだ。
スーツでなくセットアップが人気なのは、上下をそれぞれ単品使いもできる汎用性ゆえ。TPOや気候に合わせて様々に着回しできるのも魅力だ。
MACKINTOSH PHILOSOPHY -マッキントッシュ フィロソフィー-(写真右のジャケット)
ベストセラー「トロッター」シリーズの一着。クールマックスファブリックのシアサッカー地で、超軽量、洗える、吸水速乾、伸縮、耐シワと至れり尽くせり。ジャケット3万円、パンツ1万6000円(以上SANYO SHOKAI)
上着なしでも、パンツ一本でクラシックに
装うアイテムが少ないこともあって、着こなしが単調になりがちなシャツ一枚のクールビズスタイル。周囲と差別化を図るうえで、最も頼りになるのがパンツの存在感だろう。素材や色はもちろんシルエットやディテールなど、旬のクラシックパンツを取り入れることで、涼感を意識しながらも、洒脱さをアピールしよう。

ノープリーツでもクラシックに映える >> ソラーロ素材
INCOTEX -インコテックス-
軽快なノープリーツパンツも、イタリアの伝統的な夏素材、ソラーロでクラシックなムードを取り入れたい。光が当たると生地の表面がキラキラと玉虫色に輝き、個性を主張してくれる。トラディショナルな意匠のビットローファーとの相性は抜群だ。
パンツ3万7000円/インコテックス(ザ スローウエア ストア 東京ミッドタウン店) シャツ2万300円/ギ ローバー(シップス 銀座店) ベルト1万4000円/サドラーズ(ビームス ハウス 丸の内) 靴3万8000円/カルミナ(ザ ソブリンハウス) 時計〈スタイリスト私物〉
腰回りのゆとりが粋の要 >> 2プリーツ
GTA -ジーティーアー-
クラシックかつエレガントな意匠といえば、2プリーツ。なかでも、ビームス限定「エリック」には要注目。人気定番モデル「プリモ」をベースに裾幅を0.5mm細くし、よりテーパードを強調したシルエットに。タッセルが付き、英国伝統の意匠のメダリオンがトウに入ったローファーならドレッシーさは極まる。
パンツ2万8000円/GTA、ベルト1万円/サドラーズ(以上ビームス ハウス 丸の内) シャツ1万6600円/シップス(シップス 銀座店) 靴8万3000円/クロケット&ジョーンズ(ジャケットリクワイヤード 表参道店) 時計〈スタイリスト私物〉
ビスポーク感で上級者に見せる >> ベルトレス
RING JACKET -リングヂャケット-
最旬のディテールをビジネスパンツで堪能するならこちら。2プリーツのベルトレス、サイドアジャスター付きの、ビスポークパンツのような表情。シャリシャリとした強撚ウールは、肌にひんやりと心地よく馴染む。ライトグレーの軽快さを茶スエードが引き立て、伝統的なシングルモンクの意匠も上品に馴染む。
パンツ3万9000円/リングヂャケット(リングヂャケットマイスター 青山店) シャツ1万8000円/エディフィス(エディフィス 渋谷) 靴12万円/ストール マンテラッシ(トレーディングポスト青山本店) 時計〈スタイリスト私物〉