身だしなみが整うスキンケアを知ろう
エグゼクティブの“春の対策美容”

春は環境や気温の変化など、外的要因による肌トラブルが出てくる季節。毎回、様々な分野で活躍するエグゼクティブの男性に取材を行い、スキンケアを通して、ライフスタイルや生き方までをも深掘りする本連載。今回も8人のエグゼクティブに登場いただき、身だしなみを整えるためのスキンケア術を、男性美容研究家の藤村 岳さんとともに改めて考えてみた。

李さんのお悩み
「ダイエット後のシワっぽさやたるみのケアをしたい」

重慶飯店／ローズホテル横浜　専務取締役
李アレックスさん（57歳）
レストランやホテルの経営の他、イベントなどにも携わるので仕事の時はほぼスーツを着用。品格が必要で、肌や髪など見た目もそれにふさわしくあるようにと常に気遣っている。最近、笑うとできる目元と額のシワが気になり始めた。

シワ、たるみ、髪のうねり……加齢サインにはこう対処する

医者から言われ、1年かけて8kg減量した李さん。高負荷のかかるマラソンからウォーキングに変え、食事もガマンすることが増えたそう。「以前から乾燥肌でしたが、最近、痩せたせいもあるのか、笑うとできるシワが気になります」とのこと。

そこで藤村氏が提案したのは、シャネルのジェルクリームとギアでマッサージをして入念にたるみケアをし、ゲランの美容液で肌の底上げするというもの。「この美容液は心地よいですね」とその使い勝手の良さとラグジュアリー感、さらには塗布した後の肌状態に満足していた様子だった。

また、あらゆる老化の要因ともなる紫外線対策を李さんはしていなかったので、木の香りを楽しみながら肌を守れるバウムをお勧めした。「これは肌が白くならなくていい」と試し塗りをした瞬間に表情が変化。

そして、加齢でパサつきやクセがひどくなったという髪にはエレクトロンを。こちらは藤村氏もお気に入り。使用してみて、李さんも格段にスタイリングがしやすくなったという感想を寄せてくれた。

李さん愛用アイテム

右のマンダムのメンズ用オーガニックブランド・アオノはウェブ広告で見て気になったので購入した。自然な香りが好みで洗顔、美容液、クリームとライン使いを。李さんは若い頃からスキンケアはしていたのでステップが多くても苦ではない。香水は学生時代からずっと好きなディオールのファーレンハイト。サンダルウッドの荘厳な香りが好み。なんと高校時代にシャネルのアンテウスを使っていて今でもたまに纏うとか。まさに洒落者の鑑！

男性美容研究家 藤村 岳さん
男性美容のパイオニアとして20年以上の経験を持ち、各種メディアで活躍するほか、コンサルティングやコスメの開発も手がける。All Aboutでメンズコスメガイドも務める。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか？』など。

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［MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成］
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