LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)の「タンブール オトマティック コンバージェンス ピンクゴールド」

手元に感性を刺激する時間を
計算しつくされたデザインコード、そして時間の魅せ方、ルイ・ヴィトンの時計造りには常に驚かされる。“コンバージェンス”(収束や融合の意)の名を冠した本作は、ルイ・ヴィトンがジュネーヴに抱える職人の技を融合して作られたもの。
ムーブメント設計の「ラ・ファブリク・デュ・タン」、ケース製造の「ラ・ファブリク・デ・ボワティエ」、そして稀少な手工芸の技術が集う「ラ・ファブリク・デ・ザール」の叡智を集結させて仕上がった。ポリッシュ仕上げとマイクロサンドブラスト加工が施されたケースは全て手作業だ。
そして、ご覧の通り、ユニークな時刻表示。2つの回転ディスクによって数字が表示される様子は、金色に輝く雲の縁から差し込む太陽の光を表しているという。さらにこの窓のフォルムはアニエールにあるヴィトン家の邸宅の内装から想を得た。技巧だけでなく、こうしたストーリー、そしてエモーショナルな部分に訴えかけるところがこのブランドは上手いのだ。

本作は同メゾンのウォッチ史上初となる、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で全てを製作した新開発の自動巻き機械式ムーブメントの「キャリバーLFT MA01.01」を搭載。同ムーブメントには従来の時計用合成ルビーの代わりに透明なサファイアを採用している。パワーリザーブは45時間。ピンクゴールドケース。カーフレザーストラップ。
[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み