身だしなみが整うスキンケアを知ろう
エグゼクティブの“春の対策美容”

春は環境や気温の変化など、外的要因による肌トラブルが出てくる季節。毎回、様々な分野で活躍するエグゼクティブの男性に取材を行い、スキンケアを通して、ライフスタイルや生き方までをも深掘りする本連載。今回も8人のエグゼクティブに登場いただき、身だしなみを整えるためのスキンケア術を、男性美容研究家の藤村 岳さんとともに改めて考えてみた。

祢冝さんのお悩み
「脂性肌から乾燥肌へ、加齢による肌質の変化に戸惑う」

エスモードアート 代表取締役
祢冝裕貴さん（46歳）
若い女性を中心に人気のジュエリーブランド・ステラハリウッドや化粧品のベグスキンサイエンスなどを展開する会社の代表として日々を忙しく過ごしている。若い頃に比べ前日の酔いや疲れが残りやすいのが目下の悩みだ。

悩みは変化するもの 柔軟な選択が最適解

「若い頃はオイリー肌で、しょっちゅうティッシュで浮き出た脂を取っていました」という祢冝さん。しかし最近はとにかく乾燥し、シワも出てきた。取材当日は赤みが顕著で、年齢とともに肌質が変化したことを実感していると語ってくれた。

そんな祢冝さんに藤村氏は美容医療で注目されている成分に想を得て、若さあふれる印象を目指せると評判のランコムの新製品をお勧め。「サラサラと軽いのにふっくらとする」と塗布後の肌の仕上がりに驚いていた。

心配なのは日焼けに対する防備の甘さ。通勤は歩くことも多く、ゴルフもするとなれば紫外線対策は必須だ。そこで男性が使いやすいオルビス ミスターの新製品が頼りになる。試してもらうと「アマゾンで適当に買ったのとは、やはり違いますね」と苦笑する。

エイジングサインの発現は日々の行動が原因となる。美容意識が高く、普段のケアも充実しているので、その時の肌悩みと将来の不安要素を見極めて柔軟にアイテムを切り替えていくのが祢冝さんの最適解と言えるだろう。

祢冝さん愛用アイテム

祢冝さんの普段使いのコスメやサプリたちがズラリと並ぶ。写真上は、出張のお供には荷物にならないようにとシールズ オールインセラムで簡単ケアを実践しているそう。一方で日々のケアは、夜はエンビロンのC-クエンスをトーナー、セラム、クリームとしっかりライン使い。使い始めて数ヶ月だが、ビタミンAのもたらすたしかな代謝を自分の肌で存分に感じているそう。また、朝は洗顔後にビフォアサン VC フェイスパックを使い、仕上げには自社製品の肌の常在菌に着目したスキンフローラ セラムで肌を整えるという念入りケアを実践。特にパックは外出前に使用すると肌を保護してくれるので朝にぴったりだとか。ぜひ、ここに日焼け止めを塗る習慣をつけて欲しい。さらに写真下は、常飲しているリポシーのビタミンC+D。ただビタミンCだけではなく、ゴルフで日差しを浴びることもあり、日焼けにおける抗酸化力と免疫力アップを考慮して、摂っているそう。

男性美容研究家 藤村 岳さん
男性美容のパイオニアとして20年以上の経験を持ち、各種メディアで活躍するほか、コンサルティングやコスメの開発も手がける。All Aboutでメンズコスメガイドも務める。著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか？』など。

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［MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成］
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