バンコクのホテルステイが今面白い!食と旅の編集者がすすめる満足度の高いホテル選びとは

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「カペラ バンコク」のカペラ・スイート・キング
「カペラ バンコク」のカペラ・スイート・キング

円安に物価高、政情不安と海外旅行気分に水を指すことが言われているが、そんなことで好奇心を抑えるのはもったいない。今、最も楽しめるデスティネーションとしておすすめしたいのが、食よし、宿泊よしのタイだ。

まず、東京から飛行機で6時間というフライト時間がいい。16時間かかる欧州などに比べれば行きやすく、時差も少ない。それに物価も他のエリアに比べたら懐に優しい価格だ。また、ローカルなものから洗練されたものまで、食もホテルも幅広く楽しめる。

バンコク
バンコクは寺院など歴史を感じる場所を巡る楽しみもある。

特にバンコクで注目はホテルステイだろう。コンフォタブルプライスからラグジュアリーホテルまで幅広い魅力的なホテルがここ数年オープンラッシュなのだ。

例えば一週間の休み。数日は王様のように最高級のホテルでステイを楽しみ、数日は便利な場所のコンフォタブルプライスな場所にステイし、街歩きを楽しむ。そんなメリハリをつければ、限られた予算でも優雅なバケーションを過ごすことができるだろう。

ここではここ数年でオープンしたおすすめのホテルを、ラグジュアリーホテルから1軒、コンフォタブルホテルから1軒ご紹介したい。

王様のように過ごすなら「世界のベストホテル」に輝いたCAPERA BANGKOKへ

チャオプラヤ川沿いに2020年10月に開業した「カペラ バンコク」
チャオプラヤ川沿いに2020年10月に開業した「カペラ バンコク」

2024年9月に発表された「The World’s 50 Best Hotels 2024」の一位に輝いたのが、カペラバンコクだ。

「The World’s 50 Best Hotels 2024」は、ホテル経営者や旅行ジャーナリスト、経験豊富なラグジュアリー・トラベラーなど、600名の専門家の投票によって決定されるアワード。オープンして、まだ5年も経たないホテルが、その道のプロたちをすっかり魅了してしまったのだ。

場所は、バンコク最古の舗装道路、ジャルンクルン通り。チャオプラヤ川沿いのホテルのなかでは中心部からやや南よりの場所に建つ。

「カペラ バンコク」のリバーフロント・プレミアムキング。プライベートバルコニー付き
「カペラ バンコク」のリバーフロント・プレミアムキング。プライベートバルコニー付き。

客室は全101室。他のラグジュアリーホテルと違い、こぢんまりとしたロビーは静かで落ち着きがある。なんといってもこちらの魅力は、圧巻のチャオプラヤ川の眺望が楽しめる客室のインテリアだろう。

スタンダードな部屋からもベッドに寝転べば、壁一面、床から天井まで大きく切られた窓から、大小の船がのんびりと行き交う川の様子を見ることができる。

朝晩は、川からの風に吹かれてベランダで飲み物を飲みながら読書をするのも気持ちがいい。この唯一無二のパノラミックな景観は、他のホテルでは味わえない。

チャオプラヤ川を望むダイニング
チャオプラヤ川を望むダイニング「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」。

もう一つ、こちらのホテルの大きな魅力はレストランの充実ぶり。バンコクは夕方には渋滞もひどく、移動はなるべく避けたいところ。その点、ここには食通がわざわざ予約を入れるローカルのタイ料理「プラ・ナコーン」、そしてドレスアップして訪れたいガストロのミックなレストラン「コート・バイ・マウロ・コラグレコ」がホテル内にあるのは、非常に魅力的だ。

テラス席(左) タイ各地の伝統料理(右)
「プラ・ナコーン」はテラス席が気持ちいい。洗練されたタイ各地の伝統料理がアラカルトで楽しめる。

個人的には、女性シェフのカンニカー・ジットサンウォン氏による、タイ南部の特徴的なハーブや野菜を使用した南部タイ料理がとてもおいしかった。「プラ・ナコーン」はアラカルトで食べられるので、一人でも大勢でも楽しめるのも魅力だ。

プールやスパも、人が多くなく、静かでゆっくりとした時間を過ごすことができるだろう。1泊オフシーズンでも15万円前後からだが、少なくとも2泊して、ホテルから一歩も出ずに楽しみ尽くすのがおすすめだ。

プールサイド
プールサイドでランチボックスをオーダーして昼を楽しむのもおすすめ。

カペラ バンコク(Capella Bangkok)

住所:300/2 Charoenkrung Road, Yannawa, Sathorn, Bangkok 10120, Thailand
TEL:+66 2 098 3888
公式サイト

2025

VOL.345

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