アップデートした名作コスメはライン使いが安心!?
コスメを単品で自分好みに構成するのもいいけれど、各アイテムのシナジーで、理想とする肌に効率的に近づけるのがライン使い。ここでは悩みごとに注目の4ブランドを前回に引き続き、男性美容研究家の藤村 岳さんと本誌美容担当の田上が解説。

男性美容研究家 藤村 岳さん(右)
All Aboutでメンズコスメガイドも務め、毎シーズン発表される新製品に精通。エグゼクティブ向けのコスメカウンセリングを得意としている。
MEN’S EX副編集長 田上雅人(左)
MEN’S EX本誌で美容テーマを担当。最近ではセラムやコンシーラーを活用している。幅広い交友関係からエグゼクティブな知人が多く、美容の重要性を提案中。
ラインで使えば悩まないから時短になる
藤村 中年男性から「何を買っていいかわからない」という相談をよく受けるんですよ。
田上 そういう声から、この誌上相談会も始まりました。
藤村 若い男性は自分の肌を理解していて迷うことは少ない。でも、慣れないミドルは迷ってます。
田上 相談できる人がいないですものね。まず、何から買えば良いと考えますか?

「あえて“レール”に乗るのもアリなのかも」(田上)
藤村 肌質やトラブルからシリーズを決めたら全部、買う。そうすると余計なことを考えなくていいから実は時短にも。ジャケパンだとコーディネートに悩むけど、スーツならルールがあるから早く決まるでしょ?
田上 確かに! そうかも。
藤村 まず、初心者ならエスティ ローダーのアクア チャージから始めてみるのがいいです。

ESTEE LAUDER(エスティ ローダー)
アクア チャージ シリーズ
独自の発酵技術で有名な香川県の勇心酒造と共同開発したシリーズ。日本発で世界に先駆けて登場する。発酵技術で生み出された、皮膚水分保持能を改善し、自己保湿力を高めるという“ライスパワー™ No.11α”や肌荒れを防止する“グリチルリチン酸ジカリウム”などを配合し、自潤肌を叶える。すべて医薬部外品。

田上 勇心酒造のライスパワー™ No.11αを使ったものですよね。
藤村 構成が3品で、シンプル。保湿に特化しているので、老化悩みが深刻になる前にケアをルーティン化しましょう。
田上 シワが気になりはじめた私の推しはヴァルモンです。発祥のスイスのクリニックはチャップリンなどの著名人が多数訪れたとか。

VALMONT(ヴァルモン)
V-Lシリーズ
40年以上にわたり、セルラーコスメティックスの雄として君臨するヴァルモン。従来のシワ悩みに特化した“AWFコレクション”からパワーアップしたこちらのシリーズが今秋、登場した。独自の最先端成分“C-ドローン”は、適切な量で必要な場所へと運ばれて、効率よく作用。また“レチノール類似成分”や“リポソームDNA”などがシワなどのエイジングの根本原因へとアプローチしてくれる。

藤村 細胞研究に秀でているブランドだから、その効果は折り紙付き。今回の有効成分を届ける“ドローンペプチドテクノロジー”は、かなり画期的です。
田上 ドローンにヒントを得たというのがイマドキな感じ。一見、質感が濃厚で重そうですが脂性肌やカミソリ負けに悩む男性にもいいんですよね。
一覧はコチラ: 「エグゼクティブの対策美容」
[MEN’S EX Autumn 2024の記事を再構成]
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