ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。

Seacret Remedy（シークレット レメディ）

目元を美しく魅せる“処方”に満ちた眼鏡

シークレット レメディは、2010年にデビューしたウィメンズブランドだ。ディレクターは国内の眼鏡メーカーで経験を積んだ、小向真由美氏。「アイウェアは女性の眼差しをより魅力的に見せる額縁のようなものである」と捉え、フロントのシェイプやサイジング、ディテールに至るまで、目元を美しく見せる“秘密の処方”が随所にちりばめられている。

たとえば、「S-064」では、二股に分かれた細身のブリッジを採用。アシンメトリーとなった造形が、目元にニュアンスを添える。じつはよく見ると人がブリッジをしているようにも見えるため「ブリッジング ブリッジ」と名付けられており、そんな遊び心にも所有欲がくすぐられてしまう。また、「S-061」では、メタルのヨロイをフレームの背面側に配したことで、すっきりとした見た目に。全体的にクリーンにまとめ日常使いしやすく仕上げるなど、今コレクションにも様々なディテールの工夫が見てとれる。

さらに、旬のクラシカルなシェイプも女性がきれいに掛けやすいサイズ感に落とし込まれ、表情に馴染みやすいのも魅力。いずれもデイリーに取り入れやすい洗練されたデザインながら、美しく見せる“処方”も忘れない。ブランドが支持され続けている理由はそこにあるのだ。

眼差しを彩るアイウェア

可愛らしくも甘過ぎないスタイリッシュなデザインで、大人の女性からも高い支持を獲得。目元を美しく見せる繊細なディテールを具現化できるのは、鯖江の高い技術があってこそだ。