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11種類の複雑機構を搭載したグランド・コンプリケーション
表裏とも天文表示が主役の遊び心ある超複雑系の最高峰
歴史・実績・実力ともに世界最高峰の時計メゾンとして誰もが一目置くヴァシュロン・コンスタンタン。その類まれな技術力を顕著に示すのはコンプリケーションに違いないが、なかでも3大機構をはじめ、11もの複雑機構を詰め込んだダブルフェイスの超複雑系「レ・キャビノティエ・デュアルムーン グランド・コンプリケーション」は圧巻である。
まず、複雑機構の中でもNo.1と目されるミニット・リピーターは、ケース左のスライドボタンで作動し、静音ガバナーの採用ではっきりと異なりつつも調和した2つの音程で、時・クォーター(15分毎)・分を澄み切った音色で奏でて知らせる。また、パーペチュアルカレンダーは、文字盤に配した扇型窓にレトログラード針、ディスクにより、日付・曜日・月・4年に一度の閏年が表示される。
だが、本作の主役はこれらよりもむしろムーンフェイズといえる。文字盤中央の時刻表示ダイヤル内側の大型円形ディスクには、北半球と南半球の2つのリアルムーンが描かれ、59日と12時間45分かけて1回転しながら、122年と16日間でわずか24時間という高精度で月相と月齢を示す。一般のムーンフェイズとはデザインから表示手法まで、すべてが異なる独創的なダブル表示となるのだ。
このようにムーンフェイズを際立たせたことで、本来主役のひとつとなるべきトゥールビヨンはケース裏に。ここには他にも、星座入りの可動式サファイアクリスタルをブルーの円で示す天空図、外周の24時間の目盛りで読み取る恒星時といった複雑系の天文表示が備わり、表側に劣らぬインパクトを演出する。
これら11種類の複雑機構を実現するのは、774個もの部品からなるCal.2755 TMRCC QP。3大機構はあえて脇役に徹し、天文表示を主役に立てた離れ業に、名門の余裕と遊び心を感じずにいられない。
この機構が凄い!
【Point 1】
文字盤のセンターでムーンフェイズをW表示文字盤の6時位置ではなく、中央に配置されたムーンフェイズ表示。一般的なムーンフェイズでは北半球または南半球どちらかの月相が採用されるが、本作はその両方を配したダブル表示スタイルに。これにより個性的で貴重なセンタームーンフェイズとなった。
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【Point 1】
文字盤のセンターでムーンフェイズをW表示
文字盤の6時位置ではなく、中央に配置されたムーンフェイズ表示。一般的なムーンフェイズでは北半球または南半球どちらかの月相が採用されるが、本作はその両方を配したダブル表示スタイルに。これにより個性的で貴重なセンタームーンフェイズとなった。
【Point 2】
裏面にトゥールビヨンと天空図&恒星時を表示トゥールビヨンはケース裏に設置され、マルタ十字を象ったキャリッジなどが見渡せる。また、天空水平線を表すブルーの円上には星座が刻まれたサファイアクリスタルを配し、星座の正確な位置を示すとともに、ブルーの外周リングによって恒星時を読み取らせる。
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【Point 2】
裏面にトゥールビヨンと天空図&恒星時を表示
トゥールビヨンはケース裏に設置され、マルタ十字を象ったキャリッジなどが見渡せる。また、天空水平線を表すブルーの円上には星座が刻まれたサファイアクリスタルを配し、星座の正確な位置を示すとともに、ブルーの外周リングによって恒星時を読み取らせる。
【Point 3】
ムーブメントを構成するパーツは全部で774個ミニット・リピーターやパーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、高精度ムーンフェイズなど、11種類の複雑機構を内蔵した自社製手巻きCal.2755 TMRCC QPを搭載。ムーブメントパーツは計774個にもおよび、最高レベルのグランドコンプリケーションを誇る。
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【Point 3】
ムーブメントを構成するパーツは全部で774個
ミニット・リピーターやパーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、高精度ムーンフェイズなど、11種類の複雑機構を内蔵した自社製手巻きCal.2755 TMRCC QPを搭載。ムーブメントパーツは計774個にもおよび、最高レベルのグランドコンプリケーションを誇る。
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※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です