2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
複雑時計を作る天才時計師たち
いつの時代も、画期的な時計、そして画期的なメカニズムは「天才」と呼ばれる時計師の頭の中から始まる。現代の天才時計師は、これまでの偉人たちの仕事に最大の敬意を払いつつも、自分だけのオリジナリティを加えたかつて見たことのない超絶機構で時計ファンを楽しませる。
クルト・クラウス
Kurt Klais

超永久カレンダー「ダ・ヴィンチ」開発
IWC社のムーブメント開発責任者で、超永久カレンダー「ダ・ヴィンチ」の開発を担当。1985年に発表されたダ・ヴィンチは、西暦2499年までのカレンダー機構をもち、西暦を4桁で表示する。これは究極の永久カレンダーであると同時に、それまでクォーツ勢力に押されていた機械式時計の可能性を全世界に見せつけたモデルでもあった。また2000年には、往年のメカニズムの良さを取り入れた「キャリバー5000」の開発にも成功。まさにIWCの頭脳である。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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