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ブランド象徴のブリッジを2つ並べたミニッツリピーター&トゥールビヨン
独創的スタイルに仕上げたスリー・ブリッジの複雑機構
ジラール・ペルゴの象徴ともなる“スリー・ブリッジ”。その歴史は19世紀まで遡り、1867年にはケースバックを開くと3つの洋銀製ブリッジを擁したムーブメントが見える懐中時計を開発している。これらのブリッジは3本を平行に配したスタイルで、両側が矢印型の形状が特徴となっていた。その後、1889年には3つのブリッジに金無垢素材を使い、複雑機構のトゥールビヨンと組み合わせた「スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン(別名ラ・エスメラルダ)」を発表。パリ万国博覧会で見事に金賞を獲得し、今日まで同社のアイコン的存在となる。
そんな歴史を受け継ぐ現行モデルが「ミニッツリピーター ブリッジ トゥールビヨン」だ。トゥールビヨンとミニッツリピーターを融合したこのコンプリケーションでは、2つのブリッジをオープンワーク越しに見える文字盤側に設置した。まず、センターに備わる最も大型のブリッジは、時分針を支えるベースメントとして活用。また、その下のブリッジは6時位置のトゥールビヨンに用い、キャリッジをしっかり固定することにより、このブランドらしい矢印型のブリッジ式トゥールビヨンが実現している。
そして本作では、トゥールビヨンに加え、ミニッツリピーター機構も文字盤側から観賞可能なブランド初のスタイルを採用。スリー・ブリッジの上側がミニッツリピーターのハンマーとなり、ケースサイドのレバーを操作することで外周のゴングを叩いて1時間・15分・1分単位の時を異なる美しい音色で知らせる。さらに良質な音響効果を追求するため、ムーブメントとケースは最適なサイズが選ばれ、サファイアクリスタル製のケースバックはドーム型に仕上げられた。ブランドを象徴するスリー・ブリッジが複雑機構の重要な要素を担う、独創性あふれるコンプリケーションなのだ。
この機構が凄い!
【Point 1】
個性的な矢印型のブリッジ式トゥールビヨンジラール・ペルゴの象徴であるスリー・ブリッジのうち、3本目を6時位置でトゥールビヨンのキャリッジを支えるためのブリッジとして使用。両側に大型でどっしりとした矢印型スタイルの土台を設けた、このブランドらしいトゥールビヨンに仕上がっている。
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【Point 1】
個性的な矢印型のブリッジ式トゥールビヨン
ジラール・ペルゴの象徴であるスリー・ブリッジのうち、3本目を6時位置でトゥールビヨンのキャリッジを支えるためのブリッジとして使用。両側に大型でどっしりとした矢印型スタイルの土台を設けた、このブランドらしいトゥールビヨンに仕上がっている。
【Point 2】
スリー・ブリッジに代わるリピーターのハンマー同じくスリー・ブリッジのうち、1本目はミニッツリピーター用のハンマーとして活用。両側2つのハンマーが文字盤外周のゴングを打ち鳴らすことで3種類の異なる音色によって現在時刻を知らせる。その様子はオープンワーク文字盤を通して観賞することができる。
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【Point 2】
スリー・ブリッジに代わるリピーターのハンマー
同じくスリー・ブリッジのうち、1本目はミニッツリピーター用のハンマーとして活用。両側2つのハンマーが文字盤外周のゴングを打ち鳴らすことで3種類の異なる音色によって現在時刻を知らせる。その様子はオープンワーク文字盤を通して観賞することができる。
【Point 3】
音響効果をもたらすドーム型のケースバックケースバックにはドーム型形状を採用。これはムーブメントとケース内側表面の空気容量を増加させるため。また、ムーブメントのサイズとケースの内径の適正な比率も、優れた音響効果をもたらすことに貢献している(写真は同モデルのピンクゴールドケース)。
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【Point 3】
音響効果をもたらすドーム型のケースバック
ケースバックにはドーム型形状を採用。これはムーブメントとケース内側表面の空気容量を増加させるため。また、ムーブメントのサイズとケースの内径の適正な比率も、優れた音響効果をもたらすことに貢献している(写真は同モデルのピンクゴールドケース)。
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※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です