>> この記事の先頭に戻る
40周年を記念した自社新開発のデジタルジャンピングアワー
節目の年を祝うダブル複雑機構の芸術文字盤
1983年、まだクォーツ時計が人気の最中、最高品質のスイス製機械式時計ブランドとして創設されたクロノスイス。それは機械式時計コレクターでもあった創業者ゲルト・R・ラングの強い意志を反映したものであり、時・分・秒表示が独立した腕時計初のレギュレーターモデルを携えてバーゼルデビューを果たす。その後、特許を取得したスプリットセコンドクロノグラフや自動巻きスケルトンクロノグラフなど画期的な作品を発表し続け、ラング氏からブランドが引き継がれた今も独自の高品質スタイルは変わっていない。そんなクロノスイスの創業40周年を記念し、名作デルフィスを再定義して蘇らせたモデルが「デルフィス オラクル」である。
新作ではオリジナルのデルフィスから2つの複雑機構を継承。まずひとつ目がデジタル表示のジャンピングアワーだ。懐中時計から続く伝統的なこの機能は、12時位置のウインドウにアラビア数字で“時”を表示。1時間ごとにその数字がジャンプして切り替わる様子も魅力となる。また分表示には、もうひとつの複雑機構であるレトログラードミニッツを採用。180度のスケール内を1本針が60分かけて進み、終点に達した途端にジャンプバックするダイナミック感が味わえる。さらに6時位置のスモールセコンドと合わせ、時・分・秒が独立したレギュレーター仕様となるのも伝統といえよう。
これらのダブルコンプリケーション文字盤には、新たに手彫りのギョーシェとファイヤーエナメル加工を取り入れた。18Kゴールド製の湾曲した文字盤プレートに自社アトリエの職人が手作業で独特の模様を刻み込み、その上に青色のエナメルを7層にわたって薄く塗り重ね、美しくも個性的なファイヤーエナメルのギョーシェ文字盤が完成する。40年にわたるブランドの伝統に新しい息吹を加えた、ジュビリーイヤーにぴったりの1本だ。
この機構が凄い!
【Point 1】
デジタル表示のジャンピングアワー文字盤12時位置の専用ウインドウの数字で“時”を表示する「ジャンピングアワー」。ウインドウ内のアラビア数字が、毎正時にジャンプするように瞬時に切り替わることからこの名で呼ばれる。ポケットウォッチ時代から続く伝統的な時間表示スタイルだ。
">
【Point 1】
デジタル表示のジャンピングアワー
文字盤12時位置の専用ウインドウの数字で“時”を表示する「ジャンピングアワー」。ウインドウ内のアラビア数字が、毎正時にジャンプするように瞬時に切り替わることからこの名で呼ばれる。ポケットウォッチ時代から続く伝統的な時間表示スタイルだ。
【Point 2】
180度のレトログラード分針文字盤上側のスケール内で“分”を表示する「レトログラードミニッツ」。9時位置から3時位置までの180度のスケールを太いスケルトン針が移動し、60分に達すると針が瞬時に逆行(レトログラード)して0へと戻る。そしてふたたび計時を再開する仕組みに。
">
【Point 2】
180度のレトログラード分針
文字盤上側のスケール内で“分”を表示する「レトログラードミニッツ」。9時位置から3時位置までの180度のスケールを太いスケルトン針が移動し、60分に達すると針が瞬時に逆行(レトログラード)して0へと戻る。そしてふたたび計時を再開する仕組みに。
【Point 3】
手彫りのギョーシェにファイヤーエナメル文字盤上半分の分表示の内側にギョーシェ装飾をセット。これはアトリエのギョーシェ職人によってすべて手彫りで施されたもの。その上の半透明ブルーエナメルは7層。湾曲した文字盤へのギョーシェ彫り、エナメル加工には極めて高度な技術が必要とされる。
">
【Point 3】
手彫りのギョーシェにファイヤーエナメル
文字盤上半分の分表示の内側にギョーシェ装飾をセット。これはアトリエのギョーシェ職人によってすべて手彫りで施されたもの。その上の半透明ブルーエナメルは7層。湾曲した文字盤へのギョーシェ彫り、エナメル加工には極めて高度な技術が必要とされる。
もっと知りたい方はこちら!
※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です