全面フルスケルトンで魅せる美音グランドソヌリ+リピーター
朗々とした音色を奏でる独創的時打ち機構
毎正時から15分毎を音で知らせるグランドソヌリと、毎正時のみ音が鳴るプチソヌリ、そしてミニッツリピーターが、3つのゴングとハンマーが備わるカリヨンで、より美しい音色を響かせる。カリヨンが活躍するのは、クォーター(15分単位)。各ゴングを順に打ち分け、高・中・低の3音階を奏でる。ダイヤルには透明なサファイアクリスタルを用い、複雑なチャイミング機構を前面に見せ、主役とした。各ブリッジはオーデマ ピゲでは異例のサテン仕上げとし、マットな質感で針を浮き立たせ視認性にも配慮している。ダイヤル側にあるブリッジにもオープンワークを施し、チャイミング機構のレバーやカムの多くを露わに。さらにブリッジはゴールド、各パーツはロジウム仕上げとした色のコントラストで、複雑なメカニズムをより一層際立たせている。
また、こちらの記事で紹介した2015年に実現させたスーパーソヌリシステムを採用。スイス連邦工科大学ローザンヌ校と提携し、8年かけて開発した同システムは、特殊合金製の音響板にゴングを取り付け、裏蓋側に共鳴室となる空間を形成。音を外へと逃がす穴を与え、懐中時計に比肩する美しく大きな音色を実現した特許取得の独自機構だ。この構造により、腕に着けたままでも朗々とした音色を響かせる。
一般的にチャイミング機能の音色は、ケース素材の影響を受ける。しかし音響板が備わるスーパーソヌリシステムは、ケース素材で音色が左右されない。そこで本作では、CODE 11.59のケース構造を生かし、ミドルケースにはブラックセラミックを、ベゼルと裏蓋には18金を用いた。カリヨンにセラミックが使われるのは、オーデマ ピゲとしては初。18KYGが用いられたのは、CODE 11.59初となる。これにダイヤルから覗くチャイミング機構が相まって、パワフルかつエレガントな外観を、オーデマ ピゲは創出した。
この機構が凄い!

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