読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計──それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
スイス時計産業界に君臨した時計王は?
ニコラス・G・ハイエック(HAYEK, Nicolas G.)【1928〜2010】

クォーツの普及により不振に陥っていたスイス時計産業を救うべく立ち上がったのがハイエックだった。彼は1983年、時計メーカーやムーブメント製造会社など多数の企業を含む巨大なスウォッチ グループを創設。スウォッチの大流行によって、彼の戦略は見事に成功した。1999年にはブレゲやジャケ・ドローなどを買収し、さらなるグループの拡大を図り、17の時計ブランドと160以上のファクトリーを有する同グループの会長として、スイス時計界に絶大な影響力をもっていた。2010年逝去。
※テキストは世界文化社『傑作腕時計年鑑』からの引用もっと知りたい方はこちら!

『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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