読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計──それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
ロレックス王国を一代で築き上げた時計界の鉄人は?
ハンス・ウィルスドルフ(WILSDORF, Hans)【1881〜1960】

ドイツ・バイエルン州生まれ。スイスで時計販売のセールスマンとして活躍していた頃にいずれ実用的な腕時計の時代が来ることを確信し、1905年、ロンドンに「ウィルス&デイビス社」を設立。1908年に「ロレックス」ブランドを誕生させた。1910年、腕時計としては初めて自社製品がクロノメーター検査に合格し、ロレックスの精度の高さを証明した。さらに1926年にはオイスター、1931年に自動巻き機構のパーペチュアルを開発するなど、現在の腕時計の基盤を築いていった。
※テキストは世界文化社『傑作腕時計年鑑』からの引用もっと知りたい方はこちら!

『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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