読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計──それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
新生ランゲを復活させるなど多大なる業績を残したのは?
ギュンター・ブルムライン(BLÜMLEIN, Günter)【1943〜2001】

ドイツ・ニュルンベルク生まれ。ユンハンスに従事した後、1982年にIWCとジャガー・ルクルトの親会社であるLMHグループの最高経営責任者となる。そこで彼は、 IWCからダ・ヴィンチなどの複雑時計を次々と発表し、機械式時計復活に拍車をかけ、1990年にはドイツの古豪ランゲ&ゾーネを蘇らせた。2000年、LMHがリシュモン グループ傘下に入ったのを機に、同グループの高級時計ブランドを統括する責任者に就任。2001年に他界したが、彼が時計界に残した業績は大きい。
※テキストは世界文化社『傑作腕時計年鑑』からの引用もっと知りたい方はこちら!

『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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