アナウンサー青木源太さんと考える! 今、エグゼクティブに”スキンケア”が必須な理由とは?【後編】

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今、なぜエグゼクティブに“スキンケア”が必須なのか?

男性の美容意識が高まり、そのなかでも基本となるスキンケアはミドルエイジが無関心でいられない時代になった。今回はメンズ美容の必要性を熟知し、仕事にも効果的に取り入れているお二人をゲストに話を聞いた。

>>>[前編]はこちら

男性美容研究家 藤村 岳さん

使いやすさと心地よさで選ぶべし

田上 今は美容アイテムが非常に多いですが、お二人のチョイスの基準は? 私は使いやすさ、心地よさ、肌が健康的に見えるか? そんな目線でアイテムを選んでいます。

青木 私も毎日使うものだけにテクスチャーや香りの心地よさ、自分にとって使いやすいかどうかを第一に選んでいます。肌質は千差万別なので、まずはみなさんが自分に合うものに出会うことが大事だと思います。

藤村 青木さんは髭を脱毛されていますよね? 今脱毛はひとつの美容手段になっています。でも、髭剃りも男性に非常に大事な美容行為。私は電気シェーバーもT字カミソリも使います。仕事のためでもあるけれど、その前の準備や後のスキンケアをどうするか? を伝えるためにシェービングを中心に最新作から定番まで幅広く美容アイテムを試しますね。

田上 みなさんが最近、気になっている美容アイテムは? 私が気になるのは炭酸美容。特に夏は気持ちがいいですね!

藤村 たとえばこの幹細胞が入った医師監修のシートマスク。必要な成分のチャージもしつつ、癒しもあり、メイクの機能性も欲しい。

田上 全方位に気を遣う必要があるということですね。

青木 オーガニックはキーワードかな。

藤村 最近のSDGsの考えでいえば、日焼け止めにはサンゴの生態系に影響を与える成分が入っているものがあるので、そういうものは選ばないとか。キチンと容器を回収してくれるブランドを選ぶとか。どこで誰がどんな風に作ったかを考えて選んでいます。



Fujimura’s Choice

Fujimura’s Choice 化粧品

テカリを抑えるディオールのフェイス&ボディパウダー、眉を整えるカネボウのクリアアイブロウは自然なメイクに活躍。肌がワントーンアップするというDr.ERI イースペシャルのマスクや、香りがよいイトリンのハンドクリームは欠かせない。髭剃りには最新型のジレットと、パナソニックのラムダッシュ6枚刃がお気に入り。



もう手遅れでは? と思わず、今始めよう

田上 まだ美容に関心のないミドルエイジにどう勧めればいいのでしょうか?

青木 美容は投資に似ています。長期・分散・積み立てをすることでリスクを減らすことができる。投資では私は目先の1年、2年後ではなく、20年、30年後にゴールを定めています。スキンケアも今ちゃんと保湿、UVケアをすることで10年、20年後にきっと大きな差がついてくると思います。投資と同じで「いつだって一番若いのは今なんだから、今始めないと」と言っています。

藤村 素晴らしい。

田上 ケアしている人は健康的な肌、顔色、ハリの差が出てきますよね。

青木 シミが出て、深いシワが刻まれてからだったらそれを取り戻すのは、とても大変でしょう。だったら早いうちに。

田上 40歳からでは遅くないのか? と思う読者もいると思うんです。

藤村 遅いことはないですよ。皮膚は腸に次いで、人体で第二の表面積を持つ免疫器官です。皮膚にはバリア機能があって、それを守ってあげられるのは自分のスキンケア。人生100年時代に免疫力を下げて病気になるのか、元気に生きていくのかの分かれ目はスキンケアをするかしないかとも密接に関わっています

田上 若いころと、40歳代、50歳代のスキンケアに違いはありますか?

藤村 男性の肌の老け方はダムの決壊のように突然はじけて深いシワや、シミが出てきます。女性は若いころからケアしていますから下りかたが緩やか。頑張れていた若いころと老けて大変になったときの差を緩やかにするための日々のケアが重要。年を取ったからもう無理じゃなく、今から始めればいいんです

田上 美容を続けることで、将来、自分がどうありたいですか?

青木 60歳、70歳の自分に褒めてもらえるように今から頑張ります。

藤村 最初は嫌われたくないというきっかけだった美容が、続けて習慣化するとどんどん楽しくなってきます。

田上 いい香りでリラックスできたり、気持ちの切り替えになったりするのがスキンケアのいいところかなと思いますね。ありがとうございました。



Tanoue’s Choice

Tanoue’s Choice 化粧品

髪の毛、全身に使えるクロノシャルムのオイル エスケープ2.0、スノーフォックスのマスクはともにリラックス効果大で出張にも欠かせない。ほかにUVカットをしつつ、美容液配合でくすみやシミを隠してくれるアーレスのグロウ ウェアUV プライマーやスポンジ付きで初心者でも使いやすいバルクオムのコンシーラーなどを愛用。



藤村 岳さん、青木源太さん、田上雅人さん

[左]男性美容研究家
藤村 岳さん
1973年生まれ。2000年代初期より男性美容を啓蒙するパイオニア。All Aboutのメンズコスメガイドを担当。執筆や講演、メンズコスメの開発、ブランドコンサルティングにも携わる。

[中]フリーアナウンサー
青木源太さん
1983年生まれ。日本テレビのアナウンサーとして活躍後、「日本一のイベント司会者」を目指し、フリーに。現在はイベント司会の傍ら、SNSで美容から投資情報まで幅広く発信中。

[右]MEN’S EX副編集長
田上雅人
1986年生まれ。本誌では時計、クルマ、美容、食を担当。アート、ワインを趣味とするほか、弓道(五段)、茶道、スキー(検定1級)など趣味多数。文武両道を極めるべく精進の毎日。



[MEN’S EX Summer 2023の記事を再構成]

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