読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
腕時計のしくみ
時計ケースの素材【チタンケース】
丈夫で錆などの化学変化に強いことが、ケース素材の条件。懐中時計の時代から主に金属が使われてきたが、2000年代以降は、実に多くの新素材が試みられている。素材がもつ特性が、時計に付加価値を与える。
チタンケースとは?
チタンは、比重がSSの約60%と軽く、鉄の2倍以上の破壊強度をもち、プラチナに匹敵する耐食性を備える。また金属アレルギーも起こしにくい。

軽くて強く、錆びないケースとして理想の性質
時計ケースとして理想的な素材だが、切削・鍛造・研磨のいずれの加工も困難。1970年にシチズンが世界で初めて時計ケースへの応用に成功した。多くの場合、アルミやバナジウムなどとの合金にして使用される。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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