【5分で学ぶ機械式時計講座:腕時計の作り方1/ケースの作り方】

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読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。

腕時計の作り方[ケースの作り方]

腕時計、特に機械式時計は、多くの職人技の産物である。どんなに機械化が進んでも、必ず人の手作業が不可欠。手間暇がかかるから、機械式時計はどうしても高価になる。ここではケースが、どのようにして作られているのかについて概説する。

回転ホイールを用いたポリッシュ仕上げの工程
ケース仕上げの多くは、手作業。写真は、綿やウールでできたバフという回転ホイールを用いたポリッシュ仕上げの工程。ヘアライン仕上げでは別の道具を使う。

腕時計の作り方

ケースの作り方

ケースにはムーブメントを保護する役割と審美性とが求められる。正しい形状に精密に加工され、美観を高めるために高級時計では時間をかけ、入念な手仕上げをする。


専用の測定器を使って抜き取り検査
ムーブメントやリューズ、風防がしっかりと固定できるよう、ケースの内側は複雑な形状に切削加工されている。設計通りの形状・寸法かどうか専用の測定器を使って抜き取り検査を何度も行った後、組み立て部門に送られる。

2025

VOL.345

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