読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
腕時計のしくみ
時計ケースの素材【SSケース(ステンレススティール)】
丈夫で錆などの化学変化に強いことが、ケース素材の条件。懐中時計の時代から主に金属が使われてきたが、2000年代以降は、実に多くの新素材が試みられている。素材がもつ特性が、時計に付加価値を与える。
SSケース(ステンレススティール)とは?
Stain(汚れ)less(少ない)、すなわち錆びにくいSteel(鉄)で、炭素を含む鉄=鋼にクロムを混ぜた合金である。

ケースに一番使われる錆びないスティール
さらにニッケルとモリブデンを加え、炭素の含有量を減らした「316L」スティールが、高級時計では多用される。モリブデンの比率を高め、さらに銅を加えた「904L」をはじめ、より耐蝕性に優れた高性能スティールを用いたケースも登場している。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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