【回転ベゼル】
ノッチの数で決まるクリックの間隔
多くの逆回転防止ベゼルは、カチカチと等間隔で動くしくみになっている。回転ベゼルに設けた細かなノッチ(溝)で、正確な表示を行う。
精密に刻んだベゼルのノッチ

上写真は、ブライトリングのクロノマットに備わる逆回転防止ベゼルの分解写真。下の写真はベゼルの裏側で、240のノッチが見える。このノッチの数により、1クリックで回転するベゼルの間隔が決まる。ベゼル1周は60分(3600秒)なので、その240分の1=15秒間隔だ。ベゼルの上に載っているのは、4つの爪がノッチに引っ掛かり、時計回りを防げる逆回転防止リングだ。

特殊結合方式の回転ベゼル
下の写真はジンのダイバーズウォッチ「U1000」。ノッチはケース側に刻まれ、その数は60で、クリックは1分間隔である。一般的にノッチ数が多いと、衝撃を受けた際にダメージを受けやすいため、ダイバーズウォッチでは30秒もしくは60秒間隔のノッチが多用される。


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