読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
腕時計のしくみ
腕時計の主要ISO規格【ISO764(JIS B7024)】
時計業界には、公的機関による検査・認証制度が複数存在する。主にテストされるのは、その時計の正確さである。それぞれの規格の認証取得は、厳格な検査に合格した優れた時計であることの証である。
ISOは、さまざまな製品に関する統一基準となる規格を定める機関である。日本語では国際標準化機構。その規格には、時計に関するものも数多い。日本にも同様のJIS(日本工業規格)があるが、ほとんどがISO規格に準ずる。
ISO764とは?
耐磁性能の規格、大敵である磁気に抗う。

磁界に耐えられる時計を耐磁時計と呼び、直流磁界4800A/mに耐えられれば第1種耐磁時計、16000A/m以上であれば第2種耐磁時計(強耐磁時計)とする。磁界を発生する日常的な製品に、第1種は5cmまで、第2種は1cmまで近づけても性能がほぼ維持される。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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