ムーブメント
機械式、クォーツともスペックや仕上げなどを確認

見た目の美観で判断できるムーブメントの善し悪し
まず、ムーブメントが機械式かクォーツかで、多少判断の仕方は変わってくる。機械式なら、一部の珍しい仕様のモデルを除けば、メンテナンス性に優れており、調整をしっかり行なったものなら精度にも期待が持てる。さらにシースルーバックモデルなら、ムーブメントの見た目もチェックしたい。写真のノモス「タンジェント(こちらの記事参照)」のように、ストライプ装飾、ペルラージュ装飾、サンバースト装飾など、手間暇かけた装飾は、良いムーブメントの目安となるだろう。
一方、クォーツの場合は見た目では判断できないので、スペックを参照のうえ、生産国(スイス製や日本製が◎)や精度、電池寿命などを確認するといいだろう。
風防ガラス
傷がつきにくいサファイアクリスタルを採用しているか

抜群に硬くて透過率も高い高級時計御用達の風防素材
現在、風防に採用される素材はおもに2つ。ミネラルガラスとサファイアクリスタルだ。前者は一般的なガラスであり、強化加工されているとはいえ脆くて割れやすく、しかも小傷などがつきやすい。
一方、人工サファイアから作られるサファイアクリスタルは、非常に高硬度なことで知られる。ダイヤモンドの次に硬いといわれ、割れることはまずないが、軽くぶつけた程度では小傷もつきにくい。また光の透過率が高く、無反射加工を施すことでさらにクリアな視界が実現する。今ではU30万円時計に採用されることも多いので、時計選びの際は風防の素材もチェックしてほしい。写真はエドックス「クロノオフショア1」。
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