高い=高級ではない! 名⾨スイス製からお馴染み国産時計まで、30万円以下*で買える傑作時計150本超を掲載した絶賛発売中のムック『U(アンダー)30万円で一生使える傑作腕時計150』。その中身をピックアップしてご紹介。
*税抜き・2022年9月現在
【U30万円なのに一生満足できる】
人気カテゴリー、不動のナンバー1
機械式クロノグラフ
3針にくらべると高額品が多い機械式の人気機種クロノグラフ。だが、アンダー30万円でも探せば高品質なモデルは見つかる。

セイコーなら自社製クロノグラフでも奇跡のアンダー30万円
機械式クロノグラフは3針より複雑な機構を擁すため、30万円以下で探すのは難しい。しかし、外装からムーブまで自社で手がけるセイコーなら、この価格帯でも高品質なモデルが揃う。
質のよい製品が良心的価格でラインナップすることから、近年人気が急上昇しているセイコー プレザージュ。なかでも一番人気は、国産初の腕時計「ローレル」にも使われた琺瑯ダイヤルモデルだ。独特の柔らかい光沢、温かみのある質感をもつ琺瑯製ダイヤルは、職人の手でひとつひとつ丁寧に焼き上げられ、100年以上美しい色合いを保ち続けるといわれる。そのクロノグラフは、ローマン数字やブルースティール針など普遍的なクラシカルデザインで統一され、ビジネスシーンでも着けやすいエレガント仕様に。
一方、セイコー プロスペックスでは、2021年登場の新コレクション「スピードタイマー」に新色ダイヤルを追加した。1964年に誕生した国産初のクロノグラフ「クラウン クロノグラフ」に想を得たこのモデルは、シャープな形状の時分針、ハンマー型プッシュボタンなどを踏襲。新作では同年の国際スポーツ大会に使われた計時機材のブルーを取り入れ、レトロ感漂う2カウンター仕様に仕上げた。
また、これら2モデルに共通するのがキャリバー8Rの搭載。自社で開発した自動巻きムーブメントであり、コラムホイール、垂直クラッチ、三叉ハンマーといった高級機構が網羅され、最高峰の操作性と使い心地が味わえる。デザイン・機能ともこれだけ上質なクロノグラフがU30万円で作れるのはセイコーだけ!
キャリバー8R
高級機構が満載の新型クロノムーブ
搭載するのは新開発の自動巻きキャリバー8R46。垂直クラッチやコラムホイールなどの上位機構を備え、3本のアームが一体となるセイコー独自の三叉ハンマーが針を正確に作動させる。
