この冬は久々に……
ネクタイ締めてお洒落をしよう。
あなたにとって、ネクタイとはなんだろうか? 仕事服の一部……だとしたら、それはちょっともったいない。本来、タイは装身具。強いられて締めるものではなく、自己表現の手段だ。服装の多様化が進む今こそ、タイ本来の楽しみを見直してみよう。その具体策を、服飾業界の洒落者たちに示してもらった。

ユナイテッドアローズ 上級顧問 クリエイティブディレクション担当
栗野宏文さん
美しい多色使いが印象的なタイはスティーブン ウォルターズのもの。ディストリクトのブルゾンとパンツ、シャルべのシャツを合わせて。「タイを主役にしてコーディネートを考えました。アクセサリーとして楽しむなら、これくらい主張のある色柄が気分ですね。店頭でも個性派のタイがよく売れています。シャツはベーシックな青白ストライプ。トップスがカジュアルなブルゾンなので、パンツはチノではなくウール素材を選んでバランスをとりました」