地元の名産を存分に味わえる「熱川プリンスホテル」の魅力【男のひとり旅・後編】

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エクスカーションは近場の高原で、圧巻のすすきを鑑賞

カルチャーサロン

その後、ホテルが主催する「mizi-cul(ミヂカル)」という自分磨きと地域交流をテーマにしたカルチャーサロンに参加することに。今回は、フラワーアーティストの後藤清也さんによるスマホでの写真の撮り方教室。まずはホテル内で彩度の話やコントラストなど基礎的な知識を勉強した上で、稲取細野高原へと移動するプランだ。入山料とランチボックス付きで4400円とお得。

稲取細野高原

稲取細野高原は、すすき野原が広がる東伊豆でも屈指の絶景スポット。今回はホテルからマイクロバスで送迎してもらったが、フリーで行くにしても伊豆稲取駅からタクシーで15分くらいとアクセスがいい。ただ、山道をぐねぐねと登っていくので、不覚にも車酔いしてしまった。ちょうど名産のニューサマーオレンジの飴を持っていたからなんとかやり過ごせたものの、久しぶりの感覚に少々戸惑う。

すすき

でも、昨日とはうって変わって秋晴れの素晴らしい天気。照りつける太陽の下では、吹き渡る秋の風がむしろ涼しくて気持ちいい。すすきも見ごろで存分にピクニックを楽しみ、ブランコに乗って揺れる余裕も出た。

ブランコ
ランチボックス

気分が落ち着くと、あんなに朝食をたくさんとったのに、昼にはしっかりハラが減る。ということで、ランチボックスをオープンすると「KOYADO & KITCHEN 片瀬白田」特製の和風キーマカレーがどーんとお出まし。九州味噌と国産生姜をたっぷり使ったカレーに酒粕の煮卵。マイルドな味わいは胃に優しく、ありがたい。

そうこうしているうちに、現実世界へと戻る時間が。またぐねぐね山道を下ったが、心構えができていたので行きほどはつらくなかった。伊豆熱川の駅まで戻って、またサフィール踊り子に。

家についていったん、荷物を置き、夜からは別件の仕事。コロナ禍で失われたそれまでの慌ただしくも充実した日常が戻ってきたという感覚にひたる。通常、非日常を求めて旅に出るのに、そこで日常を感じたというのも逆説的だが……。東京から気軽に行けて、心が穏やかになる東伊豆の旅。また、近々行きたいとそう思った。

熱川プリンスホテル

住所:静岡県賀茂郡東伊豆町熱川温泉
予約フリーダイヤル:0120-120-707(9:00~19:00)
料金:プレミアム Qoomo/平日2名利用で1人 2万9150円~(白銀コース)、3万1300円(黄金コース)  一般和室 /平日2名利用で1人 2万2,000円~(白銀コース)、2万4200円~(黄金コース)
公式サイト

藤村岳の「男のひとり旅」記事一覧

取材・文/藤村 岳

2025

VOL.345

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