日常のどんなシーンにも対応するラインナップを考察
一生モノのMy定番靴ワードローブ
式典などのフォーマルシーンから、休日にアクティブに過ごすときまで、日々のあらゆる場面に対応するワードローブを靴においても揃えたいもの。自身の一生定番となり得る靴ワードローブを靴に造詣が深い賢者たちに伺った。
「靴はその日の“自身のテーマ” だからこそTPOは絶対に外さない」
──日髙さん

【1】for Formal
ORIENTAL
オリエンタルの「BOND Ⅱ」
「フォーマルの場ではプレーントウにこだわりたく、紳士洋装のルーツである英国的に3アイレットの外羽根を好んで履くことが多いですね。ルールを知って基本に忠実に、でも一捻りしたものはやはり場を華やがせ、自身も輝くのだと思います」5万7200円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)
【2】for Suit Tied Up
MIYAGI KOGYO
ミヤギコウギョウの「BENIBANA Ⅱ」
「現在のスーツやジャケットの原型を完成させた1930年代の米国。その時代のレディメイドの靴をモチーフにしたこのモデルは、普遍的な魅力を持ちます。礼を逸しず、控えめに自身の仕事を支えてくれる縁の下の力持ち的な存在です」6万500円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)
【3】for Suit Casual
PERFETTO
ペルフェットの「LATINA」
「現代のセットアップにはもはや定番の靴であるコインローファーをひとひねりして、ミュージアムカーフという選択です。この革は「装う」ということを再認識させくれます。仕事という場では最低限のルールを外さずに全体のコーディネートが華やぎます」5万6100円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)
【4】for Dress Casual
ORIENTAL
オリエンタルの「JOSEPH Ⅱ」
「圧倒的にリラックスした洋服が重宝する休日には服装の柔らかな雰囲気はそのまま足元を引き締められるモンクストラップ、それも着脱容易な履き口の広いタイプが最適です。リラックスした休日に敢えてキレイめに寄せた格好をするわけですから、足元はそのコンセプトを強調したものが◎」4万2900円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)
【5】for Casual
DUCAL
デュカルの「7006(レンガソールブラックスニーカー)」
「アクティブな休日にはスニーカーに勝るものはないでしょう。個人的にオフではクラシックベースのデニムやカーゴパンツ、襟付きのシャツやバリスタリーノなどを好んで着ますが、やはりどこかトラッドでコンサバな雰囲気も取り入れたい。そんなときにこのレンガソールはアクセントに効きますね」6万500円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)

ワールド フットウェア ギャラリー
日髙 竜介さん
国内外の上質な靴を揃える人気シューズセレクトショップのキーマン。ドレス服の着こなしにも精通するウェルドレッサーとしても知られる。
[MEN’S EX Autumn 2022の記事を再構成]
※表示価格は税込み