3社連合
[ クロノマチック ]
[ クロノマチック ]

ライバル同士が手を組んで共同開発
1969年3月、ホイヤー-レオニダス、ブライトリング、ハミルトン-ビューレンが合同で発表した自動巻きクロノCal.11。開発にはムーブ会社のデュボア・デプラも加わった。同年夏以降、ホイヤーは「モナコ」「カレラ」、ブライトリングとハミルトンは「クロノマチック」に搭載して発売。
3社連合のキャリバー11

ビューレン製のマイクロローター付き自動巻きムーブに、デュボア・デプラ製クロノモジュールを載せた世界初の2層構造。クロノの動力伝達は水平クラッチのスイングピニオン方式。また、12時間積算計機構をムーブ側に移したことで、斬新な左リューズ&右プッシュボタン仕様となった。こちらは上図の歯車などまで分解したもの。
セイコー
[ 1969スピードタイマー ]
[ 1969スピードタイマー ]

機構も革新的な日本初の自動巻き
1969年5月に発売が開始された「1969スピードタイマー」に搭載されたのが、自動巻きクロノグラフのCal.6139。当時は貴重な垂直クラッチにくわえ、コラムホイールや独自のマジックレバーといった斬新なクロノグラフ機構を備えており、針飛びの抑制、高い耐衝撃性など非常に優れた計時精度を実現した。
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