23カ所の冒険をモチーフとしたカモフラージュ柄

エクステリアには、これまでランドローバーが冒険してきた23の場所をモチーフとした、ユニークなカモフラージュデザインを採用。

そのカモフラージュには、ディフェンダーとその始祖であるシリーズI、II、IIIのシルエットがさりげなく描かれているという。

また、フロントAフレームやロックスライダー、エクステリアロールゲージなどのオールテレイン装備を追加。過去に走破してきた数々の冒険のような、ハードなオフロード走行に対応した仕立てとされた。

インテリアも手作業で仕立てられたラグジュアリーなレザー仕上げに。ブラック&ホワイトのレカロ製スポーツシートを採用するなどスポーティな演出も施された。クラシックながら最新の特別仕様らしく、ナビとモバイルデバイスを統合した最新インフォテインメントシステムを装着し、利便性を向上させているのもポイントだ。


仕上げに、英国の時計メーカーであるエリオットブラウンがビスポークした時計をダッシュボード中央にレイアウトしている。なお、この限定モデルにインスパイアされた腕時計も1000本が販売されるという。

搭載されるのは最高出力405ps/最大トルク515Nmを発生する5リッターV8自然吸気エンジン。ZF製8速ATが組み合わせられている。さらに、足回りやステアリングも改良され再度組み上げられるなど、細部まで仕立て直されているのもこのモデルの魅力だ。
購入者はポイント制オフロードチャレンジなどが行われる、3日間のイベント「ランドローバートロフィーコンペティション」に招待されるなど、ランドローバーらしいホスピタリティも用意されている。

価格は90の場合、英国で22万5000ポンド(約3650万円)〜となる。気になる人はランドローバー・クラシックのWebサイトをのぞいてみてはいかがだろうか。
なお、2022年後半には、この限定仕様の装備を純正アクセサリーとして販売する予定もあるとのこと。限定モデルでなくても、愛車のディフェンダーにランドローバーの探検というヘリテージを取り入れることができるようになるのも、ファンに取っては気になるところであろう。
文、編集=iconic 写真=ジャガー・ランドローバー・ジャパン