
直感を信じ、挑戦をいとわず、“品質はただひとつ。最高級だけ”の理念のもと、現代に受け継がれる偉大なシャンパーニュの礎を築いたマダム・クリコ。シャンパーニュメゾン、ヴーヴ・クリコを興し、赤ワインと白ワインのブレンドによるロゼ・シャンパーニュを生み出すといった数々の功績を残した女性醸造家であり女性経営者のパイオニアだ。
ワイン造りにおいては、人も大事だが、最高品質のブドウを育てる「大地」も大事である。最高峰のシャンパーニュメゾンとして、ヴーヴ・クリコもブドウ栽培には力を入れてきた。それだけにとどまらず、ヴーヴ・クリコの当主、フィリップ・クリコがメゾンの前に広がる畑を取得し、マダム・クリコはそこを拡張し、野菜も育てていたという。

200年以上にわたり受け継がれてきたワイン造りへの探求心、そして品質へのこだわり、大地への敬意を大切にしてきたヴーヴ・クリコが新たに提案するのが「ガーデン・ガストロノミー」である。主役となるのは「野菜」。目の前に広がる畑(ガーデン)から直接採れた素材を使った食(ガストロノミー)の体験を通じて、マダム・クリコの理念を伝えていくという。

「ガーデン・ガストロノミー」の核となるシャンパーニュは「ヴーヴ・クリコ」の中でも、ピノ・ノワールを主体に造り上げられた「ラ・グランダム」。偉大なる女性=ラ・グランダムと呼ばれたマダム・クリコにオマージュを捧げる最高級キュヴェだ。