最も身近な複雑時計であり、デザイン性も高く、メカ好きからファッション好きまでを魅了するクロノグラフ。そんなクロノグラフ180本を紹介するバイヤーズガイド『超本格クロノグラフ大全』から、その中身をピックアップしてご紹介。
「時計史に刻まれる傑作」クロノグラフ
角型&左リューズがアヴァンギャルドの証
ホイヤー
モナコ キャリバー11 クロノグラフ

初代を完全再現したレトロブルー
1969年のオリジナルデザインを忠実に復刻したレギュラーモデル。左リューズ仕様のキャリバー11を搭載し、マットブルーの文字盤をはじめ、インデックスや針、HEUERロゴなどを細部まで余すことなく再現した。自動巻き。幅39mm。SSケース。カーフストラップ。100m防水。
価格:72万6000円
問:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL:03-5635-7054
マックイーンとともに語られる斬新な角型

1969年に誕生したモナコ。史上初の角形防水自動巻きクロノとして発表されたこのモデルは、あまりに斬新な姿から当初は売れ行きが伸びなかった。その存在が注目されたきっかけは’71年公開の映画『栄光のル・マン』。主役のスティーブ・マックイーンが着用したことでいちやく人気モデルとなり、モナコは彼の名とともに伝説となったのだ。

史上初自動巻きクロノグラフムーブメントの1つ
当時、角型防水クロノグラフのモナコに搭載されていたのが「クロノマチック キャリバー11」。他の3社と共同開発した世界初の自動巻きクロノグラフキャリバーで、マイクロローターを採用し、左リューズ仕様となるのが特徴に。現在も左リューズの伝統は着実に受け継がれる。
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