今、一番使える【ジャケット選び】大研究
春ジャケ定番素材
その魅力を改めて考える「春ジャケの定番素材」
俳句に季語が必要なように、装いには“季節の素材”が不可欠だ。袖を通して、新しい季節の訪れを感じる。当たり前すぎて忘れがちな基本に今一度、立ち返ってみよう。定番素材の本質的魅力を再認識できるはずだ。
WOOL SEERSUCKER(ウールシアサッカー)
BARBA(バルバ)
暑いほど爽快感を感じる肌触り
コットンより優れた吸放湿性

英米トラッドのアイコンであるシアサッカーだが、その発祥はインド。日本と同じ猛暑の地で生まれた素材である。汗ばむ陽気の中、半袖の上からザッと羽織る。凹凸のある軽やかな生地が素肌を撫でる。その独特な爽快感はこの時季にしか味わえないものだ。ウールをベースにした写真の一着は定番のコットンシアサッカーより吸放湿性に優れ、さらなる涼感をもたらしてくれる。7万4800円(ストラスブルゴ カスタマーセンター)

[MEN’S EX Spring 2022の記事を再構成]
※表示価格は税込み