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西口さんならこう合わせる!
「多国籍なテイストを同居させたテーラードミックスの装い」

西口修平の「大人のヴィンテージ入門」#9「エトロのプリントストール」西口さんの着こなし

ムーアブルック社の生地で仕立てられたダッフルコートはヴィンテージのエルメス。スーツはリチャード ジェームス、靴は今季デビューのジャパンブランドWH+Nという多国籍な組み合わせ。「モダンブリティッシュなスーツにたっぷりとしたダッフルコートを合わせたテーラードミックス・スタイル。そのアクセントとしてペイズリーストールを効かせました」(西口さん)

合わせPoint(画像2点)

 

西口修平/Shuhei Nishiguchi
1977年生まれ。本誌をはじめ、各ファッションメディアから取材依頼が毎月殺到するメンズウェアディレクター。アップデートされたクラシックを提案するスペシャリストでありながら年季の入ったヴィンテージ好きでもあり、かつては古着店に勤務していた経歴も。「新しいものと古いものをフラットに見ている」と本人が語るとおり、両者を自在にミックスしたスタイリングが世界的な評価を受ける。『Nishiguchi Essentials 100』(ワン・パブリッシング刊)など著書も好評。

シリーズ記事一覧: 「大人のヴィンテージ入門」

<p><b>シルクスクリーンの証は“裏”に</b><br />
「向かって左側が表、右側が裏ですが、インクがしっかりと浸透して裏まで美しく染まっています。これがシルクスクリーンの証。最先端のプリンターでも、なかなかこうはいきません」</p>

シルクスクリーンの証は“裏”に
「向かって左側が表、右側が裏ですが、インクがしっかりと浸透して裏まで美しく染まっています。これがシルクスクリーンの証。最先端のプリンターでも、なかなかこうはいきません」

<p><b>端の巻き縫いも美しい</b><br />
「端は巻き縫いで処理されていますが、これがまた美しい。これ以上ないほど細く巻かれているため、非常に繊細でエレガントな印象です。プリントだけでなく作りもいい一枚ですね」</p>

端の巻き縫いも美しい
「端は巻き縫いで処理されていますが、これがまた美しい。これ以上ないほど細く巻かれているため、非常に繊細でエレガントな印象です。プリントだけでなく作りもいい一枚ですね」

<p><b>渋さと色気を兼備した色柄</b><br />
「素材はシルクウールで、ほのかな光沢も湛えています。黒、茶、緑などで構成されたペイズリー柄は、シックでありながら独特の色気も感じさせます。これぞエトロの表現力ですね」</p>

渋さと色気を兼備した色柄
「素材はシルクウールで、ほのかな光沢も湛えています。黒、茶、緑などで構成されたペイズリー柄は、シックでありながら独特の色気も感じさせます。これぞエトロの表現力ですね」

<p><b>同系色・柄違いで着こなしに奥行きを</b><br />
すべてブラウン系で揃えているが、コートはヘリンボーン、スーツはチョークストライプ、ストールはペイズリーと3柄を重ねてコーディネートに奥行きを持たせている。控えめさとメリハリを両立したバランスがなんとも巧い。</p>

同系色・柄違いで着こなしに奥行きを
すべてブラウン系で揃えているが、コートはヘリンボーン、スーツはチョークストライプ、ストールはペイズリーと3柄を重ねてコーディネートに奥行きを持たせている。控えめさとメリハリを両立したバランスがなんとも巧い。

<p><b>靴は今季デビューの注目ブランド</b><br />
ローファーは「WH+N」という新ブランド。坪内 浩氏と干場義雅氏による「WH」と西口氏のコラボによって生まれたものだ。乗せモカで甲をスッキリと仕上げたデザインは、どこかヴィンテージテイストも薫る。2月中旬発売予定。</p>

靴は今季デビューの注目ブランド
ローファーは「WH+N」という新ブランド。坪内 浩氏と干場義雅氏による「WH」と西口氏のコラボによって生まれたものだ。乗せモカで甲をスッキリと仕上げたデザインは、どこかヴィンテージテイストも薫る。2月中旬発売予定。

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