
「日産アリアとめぐる環境ツアー」は、まず(仮想の)日産クロッシングに集合するところから始まった。平日にもかかわらず、参加者は集合時間(20:00)前に全員揃っており、スタッフと会話したり新型アリアと撮影をしたりと、和気あいあいとした雰囲気。


ツアー開始後、まずは3Dスキャンで再現された副社長の星野朝子氏が登場。挨拶や軽い説明の後、イベントの幕開けとなった。すると一面真っ白になり、アリアの室内へと“ワープ”。しかも実際の10倍、20倍はあろうかと思われる超巨大な室内だ。アリアはトロピカルな雰囲気の南国を走ったかと思うと砂漠、雪国を通過。そして最後は大きな滝へと突っ込んだのだ。何を言っているのかと思われるだろうが、メタバースは「何でもあり」な世界なのだ。



次にメインとなる南極と北極が隣接したワールドへ。参加者たちは氷の上へと“ワープ”。そこでは、海面上昇や氷河が溶け出すといった、地球温暖化にまつわる問題が対話形式でレクチャーされた。そして、さあ次は…と思った瞬間、参加者たちが立っている氷ごとすべてが海に沈み、海面上昇のインパクトまで体験した。


ラストは、環境破壊によって人が消えてしまったワールドの日産クロッシングへ。アリアに充電プラグをさした瞬間、緑が広がり太陽が上がり始め、EV時代の幕開けを感じることができた。
とても充実したイベントで、VR機器をかぶって参加していた筆者は、夢中になるあまり壁に何度も手をぶつけてしまったほどだった。
