2月 如月(きさらぎ)
温厚で寛容な安心感満点の人柄を表す色【ブラウン】
まだまだ厳しい寒さが続く2月。ならば、着こなしにウォーム感たっぷりのブラウンをとりいれてみてはいかが? 落ち着きや包容力も演出できるブラウンの魅力を、紐解こう。
[STYLE1]アクティブで若々しさに満ちた色合わせ
![今月の勝ち色「ブラウン」[STYLE1]アクティブで若々しさに満ちた色合わせ](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2022/01/ME2202_p56-57_main.jpg)
「明度を揃えたネイビーとブラウンで、ブラウンの地味な要素を払拭した好例。ネイビーのタイがソリッドに近いので、シャツのストライプでコントラストをつけているのも素敵です」
暖色に重厚な黒を混ぜることで落ち着きある雰囲気が生まれる
ベーシックな色であり、大地や樹木を想起させるのがブラウン。イエローやオレンジなどの暖色に黒を混ぜ合わせてできることから、温かみを感じさせる効果がある。また、黒が持つ重量感も兼ね備えているため、包容力や安心感のある男性像を演出するのにうってつけだ。
ブラウンの「色彩感情」とは?
堅実、落ち着き、安心
「ベーシックカラーのなかでも、内面、外見ともに温かい男性であると伝えられるのがブラウンの持ち味。落ち着きもあるので、温厚でまじめ、堅実で心が広いといった安心感も漂わせ、包み込んでくれるような印象を与えられます。バーボンやウイスキーの色でもあることから、格調高く成熟した印象があって、大人の男性にはとてもよく似合います」
定番色とブラウンの相性は?
ネイビーとは相性抜群
「ブラウンの元になるイエローやオレンジと補色関係にあるのがブルー。そのため、ブルー系の基本色であるネイビーとは相性がいいんです。また、ややもすると地味で枯れたイメージになってしまうブラウンを、ネイビーの効果で若々しく見せられるのもポイント。合わせるときは、ブラウンとネイビーの明度を揃えて、統一感を表現するよう心がけましょう」
ブラウンで装うときの注意点は?
茶系の使い過ぎに注意
「よくある失敗はブラウンの使い過ぎです。また、ベージュなど同系色との濃淡コーデも要注意。これらは簡単なようで、一歩間違えると老けて見えてしまう上級者テクニック。実践する際は、光沢のある小物を足すなどして変化をつけるとよいです。自分の肌や瞳の色みとブラウンの色みがあっていないと似合わないので、赤み、黄色みなど微妙な茶系の色調を見極めてください」