【イノベーション部門】株式会社DOYA 代表取締役社長
銅冶勇人さん

アフリカの貧困問題を解決したい一心でNPOを立ち上げ、その後現地の教育・雇用・健康に還元する「循環型アパレルビジネス」を目指しアパレル会社「DOYA」を設立。‟曇りの日こそきちんと楽しんで生きる“という思いで作ったブランド「CLOUDY」は、売り上げの一部を給食支援や学校建設などに還元する。
インスタなどには自身の運営するアパレルブランド「CLOUDY」のカラフルなアフリカ柄の服で登場することも多い銅冶さん。しかしそんな服装が自由なアパレル業界にいる今も、週2ペースでは商談時にスーツを着用するという。
「スーツは、自分にとってアドレナリンを出してくれる、一番の勝負服」
スーツは勝負服と捉えながら、授賞式ではこのようにも語った。
「ファッションは楽しむことが一番大事。スーツはフォーマルなイメージが強いですが、ファッションは自分自身のアイデンティティーを見つけるツールでもあると思っているので、肩ひじ張らず、見栄を張らず、自分自身が素敵に輝ける、スーツを自分の大事な時に着たいと思います」
勝負時こそネイビースーツにネイビータイというストイックな装いが、銅冶さんのスタイル。今回選んだポール・スチュアートのスーツは、濃淡6色の紺色を紡いだ奥行きのある美しい生地感が、シンプルさの中に極上の風格を加えてくれた。
