本格眼鏡とは? なぜ本格眼鏡が必要なのか? どんなブランドがあるのか? を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは本格眼鏡の基礎知識をピックアップしてご紹介する。
これだけ覚えておけば大丈夫!
本格眼鏡の基礎知識
「本格眼鏡の世界は奥が深い」。だからこそ基本的なパーツ名やフレームの形を知っておけば見るべきポイントがわかって選びやすくなる。まずは本格眼鏡の基礎知識を紹介しよう!
基礎知識【初級編】
フレームの種類
「似合う・似合わない」やトレンドを決定づけるのが、フレームの種類である。ここに紹介する12フレームの形状を知っておけば、眼鏡選びがスムーズになる。
眼鏡の形は細分化
本格眼鏡を選ぶ際によくあるのが、“何をどう選んでいいかわからない”と言う状態。眼鏡にはさまざまなフレームの種類や素材があるが、基礎知識としてそこだけ押さえておけば随分と眼鏡選びがスムーズになる。眼鏡の種類は主にフロントのデザインで決まるが、最近はデザインが細分化して基本となる形が増えている。
丸いラウンドや四角いスクエアなど多彩にあるが、同じ形状でもリムの太さや素材などで雰囲気は大きく変わる。また、眼鏡の形には歴史や由来があるので、その背景を知っておくと眼鏡の奥深さが楽しめるはずだ。まずは下で紹介した12タイプを覚えておこう。
[ラウンド]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[ラウンド]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_1n.jpg)
眼鏡のルーツとなった丸い形
眼鏡の原型となった丸いレンズシェイプ。1920年代に喜劇役者のハロルド・ロイドが愛用したため「ロイド形」と呼ぶことも。シンプルなデザインで存在感が強く、レトロな印象を与える。(BJクラシック コレクション)
[オーバル]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[オーバル]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_2n.jpg)
オーソドックスな楕円形
横長の楕円形で眼鏡ではもっともポピュラーな形。フロントのブロウラインが日本人特有のカーブする眉と合うので、大半の人が似合うはず。柔和なラインが表情を柔らかく見せる効果もある。(トレミー48)
[スクエア]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[スクエア]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_3n.jpg)
四角いシャープなシェイプ
その名の通り四角いレンズシェイプのこと。シャープな印象を与えるので、ビジネスにもぴったり。横長のスタイルは日本人なら大抵は似合うはずなので、迷ったときはスクエアで間違いナシ。(エスプレンドール)
[ツーポイント]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[ツーポイント]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_4n.jpg)
「縁なし」で裸眼に近い掛け姿
いわゆる縁なし眼鏡。ブリッジとテンプルの2点で直接レンズを留めるため、この名称になった。眼鏡を掛けた時の顔の変化が少ない。日本では’80年代後半にトレンドになり、近年も再ブームになっている。(シルエット)
[ウェリントン]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[ウェリントン]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_5n.jpg)
クラシカルな逆台形
近年のクラシック&黒セルブームの火付け役となった逆台形の形で、テンプルがフロント上部から出ているのも特徴だ。トレンド感を演出しやすく、サイジングと太さで印象が大きく変わる。(イエローズプラス)
[ボストン]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[ボストン]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_6n.jpg)
丸みを帯びた逆三角形
おむすびを逆さまにしたような、丸みを帯びた逆三角形のシェイプ。フランスではパントと呼ばれ、上部の角を立てたものをクラウンパントと呼ぶ。少し天地が狭いものを選ぶと合わせやすい。(エイチフュージョン)
[ブロウ]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[ブロウ]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_7n.jpg)
フロント上部にのみリムがある
フロント上部にのみリムやブロウラインがあり、下半分をナイロン糸などで固定するタイプ。掛けると眉が強調されて、目力のある知的な印象を与える。ハーフリムやナイロールとも呼ぶ。(トレミー48)
[ティアドロップ]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[ティアドロップ]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_8n.jpg)
サングラス生まれのしずく形
しずく形やなす形の垂れ目なレンズシェイプ。ルーツはレイバンで、’37年にパイロットが酸素マスクをする際に邪魔にならない形として考案された。アビエーターとも呼ぶ。(トムブラウン アイウェア)
[アンダーリム]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[アンダーリム]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_9n.jpg)
フロント下部にのみリムがある
フロント下部にのみリムがある少し個性的なデザインで、リーディンググラスから派生して生まれた形。気軽に個性を演出することができ、目の下にリムのラインがくるので面長を弱める効果もある。(カルティエ)
[サーモント]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[サーモント]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_10n.jpg)
ツートーンのブロウタイプ
’50年代に誕生したメタルブリッジで左右のプラスチックブロウを分断したタイプ。顔に貫禄をつけるために生まれた形状で、掛けると目力がアップする。最近は写真のようなメタルのサーモントもある。(アイヴァン)
[フォックス]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[フォックス]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_11n.jpg)
大女優も掛けた吊り目タイプ
狐の目のようにフロント両端が吊り上がったタイプ。’50年代にマリリン・モンローが掛けて爆発的ヒットになった形で、キャットアイとも呼ぶ。近年は吊り目が緩やかなソフトフォックスがトレンドに。(マイキータ)
[オクタゴン]
![本格眼鏡の基礎知識【フレームの種類】[オクタゴン]](https://www.mens-ex.jp/wp/wp-content/uploads/2021/11/ME_glasses_84_12n.jpg)
知的な印象の八角形
角を立たせた八角形のレンズシェイプ。クラシカルで知的な印象があり、程良く個性を演出できる。他にヘキサゴン(六角形)やヘプタゴン(七角形)などもあり。(ヴィクター&ロルフ ヴィジョン)
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52□19 → (①□②) ①玉型(レンズ)の左右幅 ②ブリッジの幅
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