エディフィスのドレススタイルの思いが詰まった「レノマ パリス」の別注ジャケットとは?

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シングルJKはボクシー、ダブルJKはややシェイプを効かせたシルエット

レノマ別注のシングルJKとダブルJK
今回登場した、2型はともにメタルボタン&パッチポケットを採用。シングルはドロップ7.5でアームホールがやや高めの位置ながら動きやすさに配慮。ダブルはドロップ6.5の、ほどよいシルエット設計となっている。左:7万9200円、右:8万2500円/レノマ パリス フォー エディフィス/(エディフィス 丸の内)

堀切 シングルは細身で1960年代テイスト。そのころ、ファッションに敏感な男性が着ていた、レノマのスーツやジャケットの雰囲気を取り入れています。ダブルは1970年代のサンジェルマンスタイルですね。ウエストをやや絞っていますが、腰から裾に向かって少し広がったシルエット。ダブルの着丈はシングルよりもやや長めです。


時田 通常は同じボディを基にフロントの仕様をアレンジする場合が多いんです。エディフィスではこだわりとして、シングルとダブルのボディは、それぞれ専用のものを使用します。もちろん、今回は1960年代、1970年代のテイストで、さらにボディが変化しますから、その点は徹底して両者の違いを表現しました。


左写真は1970年代(今回のダブルジャケットイメージ)、右は1964年(今回のシングルジャケットイメージ)のレノマ パリスのアーカイブ画像。

シングルJKはノーベント、ダブルJKはセンターベントで、裾回りも個性的

左がシングルジャケット、右がダブルジャケットの裾回り
左がシングルジャケット、右がダブルジャケットの裾回り。

少々意外だが、シングルはサイドベンツ、ダブルはセンターベントを採用している。ここにもレノマらしさが垣間見える。


堀切 着丈のバランスは重要です。着丈が短すぎてヒップが見えるのは気になります。なので、そうならないバランスに設計しています。シングルはサイドベンツ、ダブルはセンターベントですが、こうした点も、昔からルールにとらわれないレノマの姿勢の表れと言えるでしょう。


快適性と着るほどに増す味わいを両立した、ドーメルの生地を使用

ネームタグ
写真は2着のネームタグ。ともにドーメルの生地を使用している。シングル(左)はヘリテージ素材を現代的に加工したスポルテックス。ダブル(右)は耐久性と防シワ性に優れたトラベルレジスタントで抗菌加工も施されている。

時田 エディフィスから、ドーメルの生地を提案しました。シングルはスポルテックス、ダブルはトラベルレジスタント。やはり最近は、イタリア物を筆頭に、軽くて薄く、しなやかな生地が主流です。でも、こちらはレノマらしさを重視した生地。ハリ、ほどよい厚みがあり、個性的でストイックな表情を楽しめます。


「構築的で緊張度の高いコレクションですが、オーダーTシャツやデニムとのコーディネイトも提案したい」(時田氏)。

「自由になにを合わせてもよいジャケットです。モーリスさん自身もルールに縛られない方ですから、そう思っているはずです」(堀切氏)。

お二人の言葉からもわかるように、今回のジャケットはファッションの楽しさを改めて思い起こさせてくれる出来栄えだ。ぜひ、実際に触れて、その魅力を感じてほしい。



\ 今回紹介した商品の詳細はこちら /

renoma PARIS & DORMEUIL ブレザージャケット 7万9200円
>>詳細へ
renoma PARIS & DORMEUIL ダブルブレスト ジャケット 8万2500円
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商品のお問い合わせ先

エディフィス 丸の内 TEL:03-6212-2460

文=川田剛史 写真=村上 健

※表示価格は税込み

2025

VOL.345

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