「能登ワイン」との出会い


そう、ワイナリーです。この地では、能登ワインという会社が葡萄の栽培からワインの醸造、そして販売まで行っています。整然と並ぶ葡萄畑を眺めていると、もしかしたらここはフランスのブルゴーニュ地方なのではないかと、勘違いしそうになります。

2005年の開業当初は「こんな赤土の土壌でワイングレープが育つわけがない、絶対失敗する」と、多方面から言われていたようですが、養殖した牡蠣の殻を粉砕して土壌改良剤に使うなど、様々な工夫をされて、このような立派なワイナリーになりました。なにごともチャレンジは大事ですね。私の最近のお気に入りは、樽熟成のメルロー。日本ワインらしい軽めの味ですが、その方が地元の食材と合わせるにはちょうど良いかなと思っています。

もうお分かりと思いますが、これらが「奥能登の魅力その2」です。こちらでは「里山里海」と呼びますが、豊かな自然とこの地で生きる人々の調和が、このような素晴らしいコンテンツを生み出しているのだと思います。