きちんと見せてスタイリッシュさも装う、スーツスタイルでBefore&Afterに挑戦

【Before】

個性を少しおさえつつ工夫されたネイビー使いで魅せる
森岡 谷野さんに、ポルシェのセールスコンサルタントとしてさらにブラッシュアップできるスタイルを考えてきました。また?と思われるかもしれませんが、キーアイテムは「ネイビー」です。基本中の基本ですが、こういったベーシックな色を上手に工夫して使うことで、「行き過ぎず、考慮された巧さ」が表れて、ビジネス服としてのかっこよさがうまれます。好きな服を着ることも決して悪いことではありませんが、ステージはあくまでビジネス。谷野さん、ビジネス服に求めるものはなんでしょう?
谷野 清潔感、そして誠実さです。
森岡 清潔感や誠実さを、お客様と仲良くなる前に相手に伝えなければならない。そんなとき、相手にそれが伝わる装いをしていることが重要です。今回は「好きなもので表す個性」よりも「誠実さ」をうまく見せられる着こなし方をオススメします。
濃紺スーツをベースに細部でスタイルを楽しめる工夫を
【After】

森岡 さぁどうでしょう。濃紺の無地スーツ。シンプルベーシックの極みです。ネイビーやブルーは清潔感や好印象を表すのにとても適した色。濃紺スーツに淡いブルーのシャツ。胸元には同じくネイビーがリンクした配色のストライプタイ。ネイビー&ブルーのグラデーションはこれだけで品の良さや洗練された雰囲気を感じさせます。胸元に同じくネイビー系のチーフを挿しました。統一感があり、決していやらしくありません。誠実さにほんの少し華やかさを足した装いです。
谷野 いつもよりも誠実に見えますね。使っているアイテムはそれぞれとてもシンプルなのにも驚きました。大勢のお客様に対応するイベントの日などにもよさそうです。普段着ているスーツよりも少し大きい感じがするのですが、このサイズ感がいいのでしょうか。
森岡 普段、かなり細身のものを着ていらっしゃるようなので、大きく感じるのかもしれませんが、実はこれくらいのゆとりがあり、シャープ感もあるフィットをオススメします。若いうちはタイトな細身フィットでもいいかもしれませんが、30代、40代になるにつれて、あまり細いと軽い印象になってしまいます。肩幅やパンツの丈感を合わせつつ、身幅に少しゆとりがある、これがスーツが奇麗に見えるバランスです。

