ビジネスの装いとは、その人の第⼀印象を決めるコミュニケーションツールの⼀つ。
MEN’S EX編集部がまとめた新刊『ビジネスの装いルール完全BOOK』は、そんな「きちんと感」の装い方をスーツ、ビジネスカジュアル、冠婚葬祭などのフォーマルまで網羅しています。ここでは、その中から一部をピックアップしてご紹介!
実は相手に見られやすい場所
時計の装い方Q&A
時計は名刺交換や会議など、ビジネスの場で人の目につきやすい箇所。時計の基本的な装い方をおさらいして、手元のスタイリングを極めよう。

3つの〇〇すぎに注意! オススメは薄手の3針
時計はビジネスシーンにおいて男性唯一の装飾品ともいえるもので、相手に見られやすく人となりを判断されやすいアイテムだ。どんなにしっかりスーツで装っても、時計が「〇〇すぎる」と、その印象だけが残る可能性がある。
まずはギラギラした「派手すぎる」時計や見るからに「高すぎる」時計は、悪目立ちしてしまい、きちんと感が台無しに。また「カジュアルすぎる」時計は仕事服に対してちぐはぐに映り、わきまえていないという印象に。
ビジネスの基本として安心してつけられるのは、薄手の3針時計であることを念頭に、自分の立場や見られたい姿をイメージして選ぼう。
腕時計のベルト素材は?
スタンダードはクロコ。だがカーフにする手も。

本格時計のレザーストラップは、アリゲーターやカイマンなどのワニ革がマッチする。さらにリザードやオーストリッチといった高級素材も手。また、あえてカーフストラップを選択し、ミニマルな印象を狙うのもありだ。組み合わせ次第ではヴィンテージ調の雰囲気になり、ツウな趣となる。
YG、RG、WGは何が違う?
格は同じだが印象が異なる。

YG(イエローゴールド)、RG(ローズゴールド)、WG(ホワイトゴールド)は同じゴールドケースなら格は同じだ。ただし、色みが異なるため与える印象は大きく変わる。
YGはオーセンティックな印象で、正統さを表現するのに最適。RGならば華やぎや艶気を漂わせられる。さらにWGは金ならではの高級感とともにシャープで端正な佇まいとなる。
コーディネートだけでなく、肌の色みとの相性によっても印象が変わってくるので、自分に似合うゴールドの色みを吟味して選ぶように心がけたい。
革小物と時計ベルトはどう合わせる?
色は統一。ただし素材は“揃えすぎ”に注意

靴や鞄に比べると目立たなくはあるが、ストラップと革小物の合わせも気になるところ。主流の合わせ方としては、時計ベルトが茶系であれば同じ茶系の靴・鞄・ベルトを選択するということ。
ただし素材までを統一する必要はない。むしろアリゲーターストラップにアリゲーター靴、アリゲーターベルトなどは無粋。色味は統一しつつ、素材感は微妙にずらすのが今のスタンダードである。
フォーマルにSSケースはあり?
王道は金のドレス時計

昨今はフォーマルもカジュアル化が進み、ヒネリとしてのSSケースという選択も一概にNGではない。しかしゴールド、もしくはプラチナの薄型2針が基本ということは揺るがない。インデックスはローマ数字かバー型がフォーマル時計の王道。1本は所有しておきたい。

ずれていると恥ずかしい、時計の格と自分の格
大企業のトップなど、上に立つ人ほど控えめな時計をしていることが多い。価格が高い高級時計は、これ見よがしになってしまう恐れがあるためだ。日本ブランドの名作時計を選び、海外の方へのアピールにする人も。
さらに詳しく知るにはコチラ!
「ビジネスの装いルール完全BOOK」

<⽬次>
第1章: 知的に⾒せるサイズ選びの正解
第2章: スーツの装い、基本の着⽅
第3章: 合わせ⽅の基本セオリー
第4章: ⾜元こそ装いの画⻯点睛
第5章: 上質な快適を装う
第6章: ⾮⽇常時にこそ試される教養
第7章: スーツのディテールには役割がある
本体価格:1000円+税
発行:世界文化社
[『ビジネスの装いルール完全BOOK』の記事を再構成]