ビジネスの装いとは、その人の第⼀印象を決めるコミュニケーションツールの⼀つ。
MEN’S EX編集部がまとめた新刊『ビジネスの装いルール完全BOOK』は、そんな「きちんと感」の装い方をスーツ、ビジネスカジュアル、冠婚葬祭などのフォーマルまで網羅しています。ここでは、その中から一部をピックアップしてご紹介!
いざ買うときに間違えない“いいスーツ”の見極め方
長く大事に使えるスーツを手に入れる

スーツの良し悪しは値段やブランドだけで決まるわけではない。「いいスーツ」は人の身体にしっかりフィットするように、曲線使いや立体感など細部にまで工夫が施され、着用したときに自然と無理なく綺麗に着映えがするものだ。そんないいスーツを手に入れるために、チェックすべきポイントがある。
店頭にスーツを購入に出かけたときには、まず試着をすることはマストだが、さらにいいスーツかどうかを見極められるいくつかの基準を覚えておきたい。素材や作り方で誤差はあるが、目安としてこれを覚えておけば、満足のいくスーツを手に入れることができる。
置いてわかる!

①置いたときに①、②、⑤などに自然な丸みや膨らみがあるものはフィット感が高い。②は丁寧なアイロンワークによって作り出される美しいロール。立体的なラペルのロールは着映えのポイントに。
柄スーツの場合、こだわりが現れる③もチェック。着用の際に首や肩にピタリと沿うものは、④のように上襟に丁寧に作られたカーブが。
パンツの内側の⑥にはマーベルトが施され、ここにプリーツが付くと腰の可動域が広がり、穿き心地が快適に。
持ってわかる!

⑦袖を通さなくても、自然と腕が前に振れなだらかにカーブしているジャケットは、袖付けが立体的になされている証拠。
⑧さらに首に指をかけて吊ったときに、前肩が前方に向かってカーブしているものは、着心地を考え、手間隙をかけていることの表れ。
着てわかる!

⑨上襟と肩の線が首にかけてなだらかに登っているかを着心地と合わせてチェックする。⑩胸元の自然な膨らみは着心地はもちろん、丁寧に立体的に作られているか判断できる。
⑪手を下ろした際に脇に綺麗な隙間があり、着用したときの身幅に窮屈感がなければ、身体に合った美しいシルエットと言える。⑫ラペルから下部の裾までのフロントカットがなだらかであれば優雅な表情に。
さらに詳しく知るにはコチラ!
「ビジネスの装いルール完全BOOK」

<⽬次>
第1章: 知的に⾒せるサイズ選びの正解
第2章: スーツの装い、基本の着⽅
第3章: 合わせ⽅の基本セオリー
第4章: ⾜元こそ装いの画⻯点睛
第5章: 上質な快適を装う
第6章: ⾮⽇常時にこそ試される教養
第7章: スーツのディテールには役割がある
本体価格:1000円+税
発行:世界文化社
[『ビジネスの装いルール完全BOOK』の記事を再構成]