ビジネスの装いとは、その人の第⼀印象を決めるコミュニケーションツールの⼀つ。
MEN’S EX編集部がまとめた新刊『ビジネスの装いルール完全BOOK』は、そんな「きちんと感」の装い方をスーツ、ビジネスカジュアル、冠婚葬祭などのフォーマルまで網羅しています。ここでは、その中から一部をピックアップしてご紹介!
AとB、どっちがよりフォーマル?
フォーマル度を知るのもマナーのうちです

スーツにはそのディテールによってフォーマル度が変わる意匠がある。そのフォーマル度が厳密に問われることは昨今少なくなっているが、きちんとした場にきちんと装って出かけたいなら、ぜひ知っておくべきだ。
上写真はジャケットの2種類のサイドポケット。汚れを避けるフラップ(雨蓋)つきのタイプはデイリーなスーツに最適。フラップなしはスーツの原型である礼装用の室内着を踏襲した、よりエレガントなタイプと言える。
ちなみに「パッチポケット」はさらにカジュアル。このように細部のディテールでフォーマル度に違いがある部分を、以下でもぜひチェックしてほしい。シンプルなほうがよりフォーマル。まずはこの大原則を覚えておこう。
AorB? デザインの違いに実は意味がある

運動性を高める要素として生まれたのがベント。真ん中に1本入ったセンターベントと何も入っていないノーベント。よりフォーマルなのはBのノーベントだ。

ベルトを通すベルトループは機能性を追求し生まれたもの。ベルトループなしで、サイドアジャスター付きになっているBのノーベルトタイプの方が、フォーマルな仕様となる。

雨の跳ね返りを防ぐために生まれた実用的な仕上げが、ダブルの裾。シングル仕上げのほうがドレス度は高いが、本来フォーマルのディテールゆえビジネスではBのダブルを推奨。
さらに詳しく知るにはコチラ!
「ビジネスの装いルール完全BOOK」

<⽬次>
第1章: 知的に⾒せるサイズ選びの正解
第2章: スーツの装い、基本の着⽅
第3章: 合わせ⽅の基本セオリー
第4章: ⾜元こそ装いの画⻯点睛
第5章: 上質な快適を装う
第6章: ⾮⽇常時にこそ試される教養
第7章: スーツのディテールには役割がある
本体価格:1000円+税
発行:世界文化社
[『ビジネスの装いルール完全BOOK』の記事を再構成]