高い防水性能や堅牢性によりアウトドアやスポーツでの活躍はもちろん、ファッションアイテムとしても人気のダイバーズウォッチ。そんなダイバーズのバイヤーズガイド『超本格ダイバーズウォッチ大全』が発売に。ここでは、その中身をピックアップしてご紹介。
【注目のダイバーズウォッチ】
アクアレーサープロフェッショナル300
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)

デザイン性・機能性を高め、すべてをアップデートした傑作シリーズ
タグ・ホイヤーを代表するシリーズのひとつ「アクアレーサー」。その歴史は1978年に発表された「ホイヤーRef.844」に始まる。同社初の本格ダイバーズウォッチであるこのモデルは、個性的デザインのブラック文字盤を採用していた。12時位置は3角マーカー、6・9時位置はバー、それ以外はドットと、3種類の表示を使い分け、それぞれの内側に配した赤色の24時間表示がアクセントに。各インデックスと針には夜光塗料が盛られ、暗闇でもしっかり視認性を確保した。また、潜水時間を測る際に見やすい分目盛り付きのダイビングベゼルや、リューズを両サイドからがっちり守る大型ガード付きのケースも特徴的であった。これら実用性に優れたスタイルにより、プロ・アマチュアを問わず、世界中で多くのダイバーに愛用されたのである。
それから40年以上を経た2021年、前作から大幅なリニューアルを遂げた新作が「アクアレーサー プロフェッショナル 300」の名で登場した。まず、本シリーズの個性ともなる12角形の逆回転防止ベゼルは、傷のつきにくいセラミック素材を取り入れて進化。回転操作がよりスムーズになるよう、12の角すべてに溝を設け、ベゼル内部の歯の形状も設計し直した。また、6時位置の日付拡大レンズはサファイアクリスタルの内側に備え、表面を滑らかな手触りとすると同時に、より広角として日付を読み取りやすくした。
さらに、ビジネス・プライベートの両方で着用できるスタイルを目指し、ケース、ベゼル、ブレスレットのすべてを薄型とした一方、それぞれの耐久性を向上させている。これによって時計全体がスリムかつ軽量となり、いっそう着け心地がアップした。新デザインの一体型ブレスレットは、1.5cmまで伸縮可能な微調整システムが備わり、腕に着用したままでもサイズ調整ができるように。機能・デザインともに進化を果たした、使い勝手のいい実用派ダイバーズである。
暗闇でも視認性が高い時分針で異なる色のスーパールミノバ
ホワイトカラーのスーパールミノバを塗布したブラックゴールドプレートの時分針を文字盤に装備。時針とインデックスがグリーン、分・秒針とベゼルの12時位置がブルーに発光するため、暗闇でも読み取りやすい。
