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1970’s Fashion Trend
ファッションと歩む1970年代テイスト
流行は繰り返す。それは時計でも同じだ。今年複数のメゾンが着目したのは、1970年代テイスト。「グッチとモーリス・ラクロアに共通する薄くフラットなケースにブレスレットを統合するスタイルは、’70年代に誕生したラグジュアリー・スポーツウォッチの流れを汲んでいます」(吉田さん)。
「カルティエは、’77年に生まれた『マスト』の名と、当時流行していたカラーダイヤルを復活させました。色付きの『タンク』は、今見ると新鮮です」(髙木さん)。
CARTIER(カルティエ)
タンク マスト

艶やかなブルーをまとう角型時計のアイコン
鮮やかなブルーダイヤルは、1977年に生まれた大衆向けウォッチ「マスト ドゥ カルティエ」から着想。インデックスもないシンプルさで、美しいケースのフォルムが際立つ。8年間使用可能な長寿命クォーツを搭載。クォーツ。ケース33.7×25.5mm。SSケース。アリゲーターストラップ。9月発売予定。予価31万7900円(カルティエ カスタマー サービスセンター)
GUCCI(グッチ)
グッチ25H

時計製作に本気に向き合う100周年を迎えたグッチ
ブレス一体型の新コレクションは、初の自社製ムーブを搭載。マイクロローターによる薄型自動巻きで、ケース厚7.2mmの極薄をかなえた。太く立体的な横ストライプのダイヤルも、印象的。自動巻き。径40mm。SSケース&ブレスレット。予価113万円。今秋発売予定(グッチ ジャパン)
MAURICE LACROIX(モーリス・ラクロア)
アイコン オートマティック39mmエクリュ

色使いもスタイリッシュ夏にぴったりなブレス時計
クル・ド・パリが彩るダイヤルを染める淡く上品な生成り色(エクリュ)は、トレンド感が高い。小振りなケースのサイズ感も‘70年代風。ブレスはインターチェンジャブル20気圧防水で、日常使いに頼もしい。自動巻き。径39mm。SSケース&ブレスレット。21万4500円(DKSHジャパン)
[MEN’S EX Summer 2021の記事を再構成]
※表示価格は税込み。